近未来の世界の仕事がどうなっているか想像してみた。
先日オックスフォードのなくなる仕事というのが話題になりましたよね。このなくなる仕事には販売員やセールスマンといった今現在主流の仕事も多くあります。そこで今回は未来の仕事がいったいどうなっているか想像してみようと思います。なくなる仕事があれば生まれる仕事もあるはずです。想定する時代は2050年頃です。それでは参りましょう。(※あくまで個人の予想なのでご了承ください。)
近未来の世界の仕事がどうなっているか想像してみた
① 小売業
まずは小売業です。現代の日本ではイオンが制圧しているイメージですね、アメリカでもウォルマートが同じく市場を独占しています。この小売業はどうなっているのでしょうか。
9割がECになる。
私の想定では9割近くがEC(ネット販売)になると予想しています。今でいうAmazonのような会社、というよりもAmazonが市場を独占しているでしょう。今は商品を段ボールに詰めてトラックで運んでいますが、2050年にもなれば無人で自宅まで届けるシステムが必ず普及しているはずです。そうなればわざわざスーパーなどに足を運んで買いに行く必要もなくなるというわけです。残ったのはコンビニのようなちょっとしたものを買うのに便利な小さな店舗のみで、他の中〜大規模のショッピングセンターなどは軒並み消え去っているでしょう。
食料品も注文してから直ちに、それも無人で持ってきてくれるならばその方が便利です。買い物する時間を他のことに使えるようになりますし。店舗そのものを無人化するのは防犯対策等が大変です、だったら店舗をなくしてしまえばいいのです。Amazonのように巨大な倉庫を各所に置いておき、注文が入ってから最寄りの倉庫から発送します。倉庫内のシステムもほとんど無人化されており、注文に基づいた商品が自動で箱詰めされ発送される。ドローンのような、もっと便利なものかもしれませんが、それが家庭まで届けます。思いついた時に注文しておき、家に勝手に届いているのも便利でしょう。受け取りの手間も解消されているはずです。
② 製造業
完全に無人化される
製造業は完全に無人化されると予想します。ものを組み立てる仕事は今でもほとんど機械です。型をとるような仕事も今でいう3Dプリンターのようなものが進化して、簡単に複製が可能になるでしょう。完全無人の工場をひとつ作っておけば、そこで全てつくれるわけです。もはや途上国で安い人件費を買う必要はなくなります。必要なのは効率のよいワークフローを考えられる頭のみです。
③ 金融業界
現金は消える。銀行も消える。
現在フィンテックという言葉がブームになっています。これは現金を使わずに電子マネーだけで決済することです。これはアメリカでは既に定着していて、PayPalやSquareを使った決済が一般化しており、現金はほとんど使わなくなっています。すると銀行に行く必要がなくなります。口座を開くのだって今でもスマホで簡単にできます。現代ですらこの流れが進んでいるのだから、2050年に銀行が残っているとは考え難いです。銀行ということばは残るかもしれません、しかしそれは全てオンライン上のもので、既存の○○支店のようなものは軒並み消え去るでしょう。
④ マスコミ
紙の新聞・雑誌は消える
新聞・雑誌の発行部数減少は現在も問題になっています。2050年にはおそらく紙そのものが消えているでしょう。代わりに電子書籍の進化系のようなものが現れていると予想します。今よりもっと便利に活字に触れることができるのではないでしょうか。
ラジオは停波、テレビは放送時間縮小
ラジオは停波されるのではないでしょうか。ラジオはPodCastのようにネットで配信できるものに置き換えられます。電波の専有には限界があるので、使われてないラジオをやめて、インターネットの帯域を拡張するべきです。災害時にラジオは役に立つという意見もありますが、熊本地震のときに活躍したのはラジオではなく、インターネットでした。そういうことです。
テレビは放送時間が縮小されると予想します。現代もジリジリと視聴率が低下しているので、おそらく2050年にはほとんどの人が見なくなるでしょう。それでも停波はせずに朝と昼とゴールデンタイムだけニュースをやるのではないでしょうか。
⑤ 教育
あまり変わらない
教育の分野はあまり変わらないと想定します。教科書などの教材がデジタル化される以外は、ほとんど今と同じシステムでしょう。今の学校の制度は100年以上前とほとんど変わりがありません。教育は最も機械化・自動化が難しい分野と言われていて、先生をロボットやAIにするのは極々難しいことなのです。おそらく2100年頃までは大きな変化は起こりにくいと思います。
最後に
未来の世界を想像するのは簡単ではありません。今現在の世界だって50年前からは全く想像出来なかったはずです。だからと言って現状にいっぱいいっぱいになっていると、時代に置いて行かれることになりかねません。