もしもベーシックインカムが日本に導入されたらどうなる!?
「ベーシックインカム」という言葉を、最近よく耳にするようになりましたね。ベーシックインカム(BI)とは、ざっくり言うと、毎月一定額のお金をあげるから、保険とか年金とかの社会保障は一切なしね。っていうシステムです。現在導入されている国はまだありませんが、来年からフィンランドで実験が始まります。このように今ベーシックインカムの導入によって得られる、様々な効果に期待されています。まずはメリットを見ていきましょう。
BIのメリット
ベーシックインカムの主なメリットは以下の通り。
- 最低限の生活を保障
- 複雑な社会保障を簡素化
- 生活に余裕が生まれる
- 地方移住の増加
毎月一定額が支給されるので、誰もが最低限の生活を送れます。そして今ある年金や保険、生活保護などの複雑な社会保障を簡素化し、それにともない費用を削減することが出来ます。また、不労所得が得られるので、子育てに専念でき、生活に余裕が生まれます。そして、物価や家賃のより安い地方が人気になる可能性があります。このようにベーシックインカムには数多くのメリットが期待されているのです。
BIのデメリット
では次に、ベーシックインカムの導入によって想定されるデメリットを考えましょう。
- 金を無駄遣いする輩が生まれる
- BIでローンを組んで破綻する輩が生まれる
- 詐欺に合う人が増える
毎月一定額が振り込まれるとすれば、おそらく無駄遣いする人がいるでしょう。酒やタバコやパチンコにBIをつぎ込むパターンです。それを生きがいに生きて行くのです。また、BIを担保にしてローンを組む輩も生まれるでしょう。それで車を買ったりして、いざってときに金が足りなくなります。他には、BI詐欺も増えそうです。政府を装った振り込め詐欺的なものが横行するでしょう。情弱の年寄りはいいカモです。
教育水準が高くないと成立しない!?
このBIは、国民の教育水準が高くないと成立しないでしょう。毎日を酒やパチンコで過ごすことより、社会問題を解決するために行動することに生きがいを感じられる人間が多くないといけません。そのため日本ではうまくいく気がしません。もちろん酒やパチンコ浸りする人を放っておいて問題ないなら、実施しても構わないと思います。とはいえ現状はいくら言っても机上の空論なので、まずはフィンランドの実験がどう言う結果を生むか、期待しましょう。