女が愛した男は自分を誘拐した強盗犯だった「ザ・タウン」
あらすじ
クレアはボストンにある銀行の支店長。ある日彼女の銀行に強盗が押し入り、人質として拐われる。無事に解放されたものの、事件の恐怖がトラウマになる。ある日コインロッカーで出会った男と仲良くなり、次第に心が惹かれていく。その男こそ、彼女を誘拐した強盗犯だったのだ…。
悪人はだれだ
強盗犯のベンはクソみたいな家に生まれ、クソみたいな人生を送る。父親は代々犯罪者だし、そのせいで彼はプロホッケーの道を断念させられた。そんなクソみたいな一家にいつしか染まり、自分も強盗になる。そしてクソみたいな尻軽女につきまとわれる。ベンにとってクレアとの出会いは救済だった。彼がクソみたいな人生から抜け出すための最後のホープだったのだ。
GTAさらながらの銃撃戦
アクション面においてもこの映画は素晴らしい。まるでゲームのグランド・セフト・オートをそのまま実写化したような、見応えのある逃走劇を見せてくれる。パトカー数台にかこまれても、銃撃と車の逃走で華麗に切り抜ける様は圧巻。ラストシーンの警官に取り囲まれるシーンはぜひ見て欲しい。