未来感w 車不要の都会における新たな交通手段「WALKCAR」
皆さんは車不要論というものをご存知だろうか。東京などの都市部においては電車・バス・タクシー等の公共交通が発達しているため、車がなくても生活に困らない。故に車はいらないという考え方である。この車不要論という思想を反映してか、自転車よりコンパクトでスケボーより高機能な新しい交通手段が登場。その名も「WALKCAR」である。
開発したのは東京のベンチャー企業「COCOA MOTORS」。この「WALKCAR」はスケボーに近い見た目(なんとなくWii Fitを彷彿させる)だが、使い方は全く異なる。あなたはただ「WALKCAR」の上に乗ればいいのだ。後は自動的に発進する。バッテリー駆動時間は1時間で、最高時速は16km。価格は¥128,000。この「WALKCAR」は車のいらない都会における新たな交通手段となるのだろうか。
WALKCARとは
「WALKCAR」のコンセプトや使い勝手はミニセグウェイに似ている。しかし二輪のミニセグウェイと違って、WALKCARは4輪(動くのは前の2つ)だ。そして何より軽い。10kg近くあるセグウェイに比べてWALKCARはわずか2.8kgだ。そのためガバンに入れて持ち運ぶことも造作無い。操縦は体重移動で左右に曲がることができる。片足を地面に降ろす(負荷の減少を感知?する)と停止する。多少の段差なら乗り越えられるし、坂道でも登ることができる。
想定されるデメリット
既にあるセグウェイには規制が多い。日本では基本的には公道を走ることを禁止(誘導員・道路使用許可・免許があれば可)されており、許可されても道路が狭く人のごった返す日本では衝突事故の発生は間逃れない。WALKCARが公道を走ることを許可されるか今のところ不明だが、どちらにせよ事故のリスクは必ずある。その辺りもよく考えねばならない。とはいっても自転車や三輪車にも同じように事故のリスクはあるので、ルールやマナーを守れば安全に乗れるのではないだろうか。
最後に
ミニセグウェイも含め、この4輪板?(何と呼べばいいのか)は世界的にトレンドのようで、中国のベンチャーも市場に参入しているようだ。キックボード(懐かしい)のように一過性のブームで終わるのか、次世代の交通手段として定着するかどうかはその使い勝手次第だろう。この商品が普及するかどうかは正直わからない。しかしあれば便利なのは間違いないし、個人的には未来チックでかっこいいと思う。10年後の東京にWALKCARに乗る人が溢れているのを想像するとワクワクする。スマートフォンも最初は少し恥ずかしかった。あれを使って電話をするのは2000年代の頃には結構目立ったし、変なやつに見えたかもしれない。WALKCARもそれと同じものだと考えれば、普及する可能性もあるのではないだろうか。「WALKCAR」は10月21日より予約開始。