今時テレビを見て喜んでいるのは40代以上の高齢者だけらしい

皆さんテレビは見ますか?私はニュースやWBS、あとは逃げ恥などを見ています。ただ一つ確かなことは、10年前に比べて圧倒的に見る時間が減ったということです。当時はスマホなんてもちろんなかったし、インターネットもパソコンの電源を入れないと使えませんでした。

今でこそ「2ちゃんまとめ」などは皆んな見ていますが、当時の2ちゃんねるなんてオタク連中が悪口を書いている立ち入ってはいけない領域みたいなところでした。正直たった10年でここまでインターネットのあり方が変わるなんて予想もしていませんでしたし、テレビを見る時間がここまで減ることも思ってもみませんでした。

テレビを見ているのは40代以上?

そんな時代を象徴するのかのような東洋経済の記事が話題です。「30代以下が頼りにしなくなったテレビの危機」という記事中で紹介されている年代別の「頼りにするメディア(頼りにするとは接触が多いという意味でしょうか)」を見るとおもしろい結果がでています。10〜30代はテレビに対する評価がマイナス、対して40〜60代はプラスです。さらにおもしろいのが、若者に支持されているニュースキュレーションサイトやSNS・ブログなどのネットメディアが、50代以上ではきれいさっぱり不支持になっていることです。逆に50代以上には新聞やラジオなどのオールドメディアが支持されています。

 

この調査はあの電通によるものですが、内容自体は良くできていると思います。一つ引っかかったのが「ショッピング情報・企業サイト」の項目が若者に支持されていないことです。言われてみれば企業サイトなんて滅多に見ないなぁと思いました。企業のことを知りたいときは企業名でググるか、Wikipediaの情報を読むことの方が多いかもしれません。またショッピング情報もアマゾンでダイレクト検索した方が早いのが理由でしょうか。

最近勢いを増しているYouTubeやアベマTVなどの「ネット動画チャンネル」はまだまだポイントが低いですね。これは現状は通信制限などの制約が絡んでくるからだと思うのですが、今後5〜10年で爆発的に増える項目だと思うので注目ですね。特に5G通信が始まれば通信制限ともオサラバのはずなので外で動画見放題の時代がくるでしょう。

今回の東洋経済の記事で思った以上にテレビ離れが進んでいることがわかりました。日本人の平均年齢は45歳(笑)なので、タイムラグというかテレビ離れの現状が見えにくくなっているのですね。テレビの時代はこれから終わるのではなく、もう終わっていると見た方が良さそうです。

アメリカはミレニアル世代(10代後半〜30代)の人数が多いので、テレビ業界(特にケーブルテレビ)は既に壊滅的なダメージを受けているようです。ことアメリカはUberやAirbnbなどの新しいサービスもすぐに浸透します。対して日本では新しいものがなかなか受け入れられないと言われています。これは新しいものを拒絶する日本人の国民性が原因だと思われていたのですが、実際は40代以上の人数が極端に多いからではないでしょうか。国に関わらず人は歳をとると新しいものやことを嫌い始めるみたいです。私たち若い世代は40代以上の人間に振り回されないように自分の意見を尊重して生きていかなければいけませんね。

参考: 東洋経済