今こそiPhone純正バンパーケースの復活を!Qi充電はケースをつけると干渉?
新しい「iPhone 8」と「iPhone X」は、「Qi (チー)」規格に対応したことが話題になっています。このQi対応の充電器を使うことで、遂にiPhoneでもワイヤレス充電が可能になるのです。
ところが、Qiには欠点があって、つけているケースによっては給電が行えなかったり、または給電の効率が落ちてしまうことが報告されています(アップルの発表では厚さ3mm以下の非金属ケースのみ)。
そのため、Qiの性能をフルに発揮するためにはiPhoneを裸で使うことが望ましいのですが、8もXも背面ガラスが採用されたため、うっかり落とそうものなら多額の修理費を払うはめになります。
そこで、iPhoneを保護しながら背面を覆わない方法として「バンパーケース」の復活に期待されるわけです。
かつて存在したiPhoneの純正バンパーケース
かつてiPhone 4が発売された2010年頃に、アップルは「純正のバンパーケース」を販売していました。純正バンパーケースはプラスチックとゴムを組み合わせた構造で、落下などの衝撃に強い設計でした。
また、デザイン面もカラフルな5色展開で、iPhoneのフレーム部分だけを覆う仕様だったため、美しい背面のガラスを隠すことなく、とても人気の高いケースだったのです。
その後iPhone 5から純正バンパーはひっそりと姿を消したのですが、iPhoneがQiに対応した今、純正バンパーが再び求められているのではないでしょうか。
背面を覆わないバンパーであれば、Qiのワイヤレス充電も問題なく使えるようになりますし、なによりも8、Xの美しい背面ガラスを隠すこともないのです。
奇しくもiPhone 4にも同じ背面ガラスが採用されていましたし、今こそ純正バンパーケース復活のときではないでしょうか。
アップルは多分バンパーを出さない。
アップルストアでiPhone 8、X向けのケースを見てみると、相変わらず純正のシリコンやレザー製のケースはあるものの、フレームだけを覆うバンパーケースは見当たりません
。アップルはバンパーケースがあまり好きではないのでしょうか。この分だと、おそらく今後もアップルからは純正のバンパーケースが発売されることはないかもしれません。
iPhone 8、X向けのバンパーケースを狙っている人は、サードパーティー製のものから、良さげなものを見つけた方がよさそうです。もしも8、Xからバンパーケースブームが再燃したら、2018年以降に純正のバンパーケースが復活する可能性もあります。
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最後に
今回は、「iPhoneの純正バンパーケースは復活しないのか」についてご紹介しました。
もちろん、バンパーケースで背面を覆っていないといえども、Qi充電器とiPhoneの間に隙間があると正しく充電できない可能性もあります。この辺りは検証が必要ですね。
いずれにせよ、iPhone 8、Xを裸で使う人は少数だと思うので、美しい背面ガラスを隠さないタイプの純正ケースを望んでいる人はいるはずです。
およそ6年ぶりに復活した背面ガラスのiPhoneには、やはりバンパーケースが似合うのかもしれませんね。