「Amazon Cloud Cam (アマゾンクラウドカム)」と他のネットワークカメラの違いとは?
アマゾンは、自社初のネットワークカメラとなる「Amazon Cloud Cam (アマゾン・クラウド・カム)」を発表しました。
アマゾンクラウドカムは、自宅のセキュリティや、家族・ペットの見守りを想定してつくられたネットワークカメラで、スマホ、タブレット、Fire TVからモニターすることができます。
同時に発表された。「Amazon Key (アマゾン・キー)」と併用することを想定されていますが、もちろんネットワークカメラとして単体で使うことも可能です。
ライバルである、グーグル傘下のネットワークカメラである「Nest (ネスト)」に対抗する製品となるようです。
Amazon Cloud Camの特徴
まずは、「Amazon Cloud Cam (アマゾン・クラウド・カム)」の特徴を整理しておきましょう。
- 価格… $119.99
- 発売日… 2017年11月8日
- 1080pカメラ
- 24時間録画
- 動体検知
- ナイトビジョン(暗視撮影)
- スピーカー&マイク内臓
- 録画データはクラウド保存
- クラウドストレージは有料
- 30日間無料トライアル
- アレクサ対応
- インテリジェント・アラート
- アマゾン・キー対応
このように、1080p撮影や暗視対応、動体検知機能、スピーカ&マイク内臓などを見ると、すでにある 他社のネットワークカメラとほとんど同じに見えます。
値段は$119.99と、1080pのネットワークカメラの中では安価ですが、録画はインターネットを経由して、クラウドストレージに保存するかたちになります。
ストレージブランは有料
ここで注意しないといけないのは、クラウドストレージに無料で保存できるのは最大24時間までで、それ以上の保存には有料のプランが必要であることです。
プランは「BASIC」で7日保存、カメラ3台までで月$6.99、「EXTENDED」で14日保存、カメラ5台までで月$9.99、「PRO」で30日保存、カメラ10台、月$19.99となっています(参考: Amazon Cloud Cam)。
なお、有料プランはクリップのダウンロードにも対応しています。
インテリジェント・アラート
アマゾンクラウドカムが他社のネットワークカメラよりも優っていると思われる点は、「インテリジェント・アラート」です。
有料プランのみ、「Person detection (人物検出)」と「Zones (領域)」の機能が利用できます。
人物検出は、人のみを検出する機能で、領域は、通知したくない領域を選択して取り除く機能です。
アレクサ対応
何と言っても、アマゾンクラウドカムはアレクサに対応しています。
そのため、例えばFire TVで映画を見ている最中に、「アレクサ、玄関を見せて」と言えば、テレビに玄関のカメラの映像が映し出され、確認したらまた映画に戻ることができます。
同様に、キッチンで料理をしながら、Echo Showでベッドの赤ちゃんの様子を確認することもできます。
このような、アレクサ対応は他社のネットワークカメラにはない特徴ですね。
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最後に
今回は、「Amazon Cloud Cam (アマゾンクラウドカム)と他社のネットワークカメラの違い」についてご紹介しました。
もちろん、ネットワークカメラ自体はさまざまなメーカーが発売しているので、安価なものは1万円未満で購入することもできます。
しかしながら、アマゾンクラウドカムは、アレクサ対応やクラウド保存が利用できるので、すでに自宅にEchoやFire TVが揃っている人には恩恵があるかもしれませんね。
アマゾンクラウドカムの日本発売は未定ですが、いずれアマゾン・キーとともに日本でも利用できる日が来るかもしれませんね。