米のオンライン小売の約半数がAmazonに!市場支配は今後も拡大する?
eMarketerの発表によると、2018年におけるアメリカのオンライン小売の売上の49.1%が「Amazon」になる見通しだそうです(参考:米国eコマースにおけるAmazonのシェアが49%にー小売全体では5%を占める)。
2位の「eBay」が6.6%であることから、いかにAmazonがオンライン市場を独占しているかがよく分かると思います。
言わずもがな、ネットショッピングの利用者は年々増え続けていて、反対にリアル店舗の売上は下がってきているため、Amazonの支配力はこれからますます大きくなっていくことが予想されいます。
もちろん、今はまだオンラインショップ(eコマース)全体が小売業に占める割合は5%程度(アメリカでは)のようなので、Amazonが小売業を支配することには程遠いのです。
しかしながら、これから10〜20年経ってこの割合が10%や20%に増えてくると、いよいよAmazonが驚異的な存在になってくるわけです。
果たして、Amazonの市場における支配力は今後も拡大していくのでしょうか。
Amazonの市場支配は今後も拡大する?
Amazonはすでにオンラインにおいて絶対的な支配力を持っているのですが、特に最近はオフラインのリアル店舗に本格的に進出する準備を着々と整えているように思えます。
2018年1月末には、レジなしコンビニの「Amazon Go」が遂にシアトルにオープンしました。さらに2018年内に2店舗目もオープンするという情報も出ています(参考:Amazonのレジレス店舗「Amazon Go」の2号店が2018年内にもオープンする見込み)。
おそらく、2019年以降にはどんどん店舗数を拡大し、さらにはアメリカだけでなく欧州や日本、中国などにも進出してくることが予想されます。
いずれは、「セブンイレブン VS Amazon Go」といったコンビニ戦争が勃発するのかもしれません。
また、今の「Amazon Go」は小さなコンビニのような店舗なのですが、次はもっと大きなスーパーのような店舗を用意してくる可能性もあります。
「Amazon Go」でカメラ認識のAIを鍛えておき、だんだん慣れてきたところで大型スーパーを始めるつもりかもしれません。
そうなってくると、売る物も食料品だけでなく、生活用品全般に範囲を広げてくる可能性もあります。
将来は、Amazonのスーパーに行って文字通りにカートに欲しいものを追加していって、店を出れば支払いが終わっているということになるのでしょうか。
今後のAmazonの成長は、「Amazon Go」にこそあるのかもしれませんね。
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最後に
今回は、『米のオンライン小売の約半数がAmazonに!支配力が今後も拡大する?』についてご紹介しました。
Amazonという会社はこれまでのやり方を見ると、計画的に物事を進めて確実に勝ちにくるという印象があります。
おそらく、次はオフラインの小売市場を確実に支配することを狙っているのかもしれません。「オンラインの買い物も、オフラインの買い物も全てAmazonで」というのが最終的な目的なのでしょうか。
Amazonが今後、どこまで市場支配を拡大していくのか目が離せませんね。