iPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な5つの理由!XSとどっちを選ぶ?
2018年9月21日より、新しいiPhone XSとXS Maxが発売になりました。
すでにこの新しいXSの話題で持ちきりなのですが、2018年の発表会ではさらにもう1機種発表されていたことを忘れてはいけません。
それは「iPhone XR (アイフォーン テンアール)」です。iPhone XRはXS、XS Maxよりも遅い10月26日の発売になるので、もはや存在すら忘れていたという方も多いかもしれません。
実はこのXRは、よくよく調べているとXSやXS Maxに負けずとも劣らない素晴らしいデバイスではないのかという気がしてきました。
そんなわけで今回は、「iPhone XRが最強かもしれない5つの理由」についてご紹介していきます。
iPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な5つの理由
1. iPhone XSと同じ処理能力
1つ目のiPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な理由は、「iPhone XSと同じ処理能力」です。
iPhone XRに搭載されている「A12 Bionicチップ」は、iPhone XS、XS Maxに搭載されているものと全く同じです。
そのため、理論上はiPhone XRの処理能力は、上位機種であるiPhone XS、XS Maxと全く同じであることになります。
もちろん、プロセッサ意外にもRAMの容量やディスプレイの解像度などによってパフォーマンスにも変化があることは間違いありません。
しかし、この点に関して言えば、iPhone XRのディスプレイが解像度は1,792 x 828ピクセル(326ppi)で、iPhone XSの2,436 x 1,125ピクセル(458ppi)、XS Maxの2,688 x 1,242ピクセル(458ppi)よりも低いのです。
そのため、むしろ解像度が低い分iPhone XRの方が処理が軽くパフォーマンス能力が高くなっている可能性もあります。
iPhone XRのGeekbenchのベンチマークスコアは11,220となっていて(参考: iPhone XR Benchmarks)、MacBook Pro 13インチ(2017)を上回るスコアとなっています。
そのため、「モバイルでゲームを楽しみたい」という人にとっても、iPhone XRは良い選択になると思います。
このように、iPhone XRは下位モデルではあるものの、上位モデルであるXRと処理能力では劣っていないのです。
2. iPhone XSよりも大画面
2つ目のiPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な理由は、「iPhone XSよりも大画面」です。
iPhone XRのディスプレイは、6.1インチ、iPhone XSのディプレイは5.8インチと、XRは下位モデルであるにも関わらず、上位モデルのXSよりも10%以上画面サイズが大きくなっています。
これまでのiPhone SEなどの下位モデルは、画面サイズが以上位モデルよりも小さくなることで差別化されていましたが、今回のXRではこの法則が逆転し、なぜか上位モデルであるXSよりも大きいのです。
画面サイズでiPhone XRを上回るのは、もはやiPhone XS Maxの6.5インチのみという、iPhone史上2番目に大きい画面サイズなのです。
これだけ画面サイズが大きいと、動画の視聴やゲーム、ウェブサイトの閲覧もより快適になるのではないでしょうか。
つまり、iPhone XRは安いけど大画面というお得感のある製品に仕上がっているのです。
3. iPhone XSよりも25%以上安い
3つ目のiPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な理由は、「iPhone XSよりも25%以上安い」です。
なんといっても、iPhone XRの最大の魅力は価格です。
iPhone XRは、64GBが¥84,800(税別)で、iPhone XSは64GBが¥112,800(税別)となっていて、実にiPhone XRの方が25%以上安くなっています。
iPhone XS、iPhone XS Maxは本体価格が10万円を超えるため、キャリアでの分割購入の際に与信審査が必要になりますが、iPhone XRは10万円未満のため契約のハードルが低くなっています。
もちろん、安いからといって性能が低いことはなく、上位機種のXSと処理能力が同じで、XSより画面サイズがより大きく、さらにXSより価格が25%も安いのです。
4. iPhone XSと同等のカメラ性能(広角側)
4つ目のiPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な理由は、「iPhone XSと同等のカメラ性能(広角側)」です。
iPhone XRは、XS、XS Maxに搭載されているデュアルカメラとは違って、1眼のみのシングルカメラとなっています。
しかしながら、シングルカメラと言っても、カメラ性能がXS、XS Maxと比べて劣っていることもないようです。
XRには望遠レンズが付いていないのですが、広角レンズだけを見ると、XS、XS Maxと同じ12MP、ƒ/1.8絞り値、光学式手ぶれ補正、写真とLive Photosの広色域キャプチャ、進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモードといった機能に対応し、上位機種であるXS、XS Maxと同等のカメラ性能であることが確認できます。
さらに、動画の撮影においてもXS、XS Maxの新機能である拡張ダイナミックレンジとステレオ録音に対応しています。
iPhone XRはカメラの性能が良いので、暗い場所での撮影や逆光もキレイに撮ることができるので、普段よく写真を撮る人にもオススメです。
このように、iPhone XRは望遠レンズの非搭載を除けば、iPhone XS、XS Maxと同等のカメラ性能であるようです。
5. カラーバリエーションが6色
5つ目のiPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な理由は、「カラーバリエーションが6色」です。
iPhone XRの最大の目玉は、カラーバリエーションの豊富さにあります。
XRには、ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、レッドの6色が用意されています。
これは、2013年のiPhone 5Cの5色よりも多く、2016年のiPhone 7の6色(ジェットブラックを含む)と並ぶ数になります。
2017年のiPhone 8ではカラーバリエーションが4色に減り、さらにiPhone Xは2色しかなかったので、XRの6色展開はかなり気合いが入っているのが分かります。
さらに、iPhone XRはアルミニウム製フレームと背面ガラス仕上げなので、5Cのプラスチックのような安っぽさはなく、むしろ高級感のある仕上がりとなっています。
iPhone XRにはさまざまな色から選択できるので、よりあなたの個性を出すことができます。
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最後に
今回は、『iPhone XR(アイフォーン テンアール)が最強な5つの理由!XSとどっちを選ぶ?』についてご紹介しました。
このように、iPhone XRは単なる下位モデルではなく、処理能力もデザインも上位モデルであるXS、XS Maxと比べて遜色のないレベルに仕上がっています。
もちろん、iPhone XRを見るとかつて大失敗したiPhone 5Cを思い出すのも事実です。
XRが5Cの時と決定的に違うのは、価格差が大きく性能差が小さいということです。5Cは上位機種の5Sと価格差が$100(1万円程度)しかなかった割にプロセッサもカメラ性能も型遅れのものだったので、みんな上位機種である5Sを選択したのでした。
しかし、XRとXSは¥30,000以上も価格差があることに加えて、性能面も上位機種であるXS、XS Maxと同等で劣っていません。
もちろん、望遠レンズ、3Dタッチの非搭載や、有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイであるといった違いはありますが、これらが気にならない方であればiPhone XRは素晴らしいデバイスであることは間違いなさそうです。