AirPlayがソニー、サムスン、LG、Vizioのテレビに対応!一体なぜ?
2019年1月7日(米時間)に、アップルのワイヤレス動画再生機能である「AirPlay (エアプレイ)」が、初めて他社製品となるソニー、サムスン、LG、Vizioのテレビに対応することが発表されました(参考: ソニーなど4社のテレビ、HomeKitとAirPlay 2をサポート)。
これまで動画再生の「AirPlay Video」は、アップルのメディアストリーミング端末である「Apple TV」でしか利用できませんでしたが、今回初めてサードパーティにAirPlay Videoが解放されることになります。
「AirPlay」自体は2010年のApple TV 第2世代の時に登場した技術ですが、一体なぜ2019年の今頃になって他社のテレビに解放することにしたのでしょうか。
今回は、アップルが他社テレビにAirPlayを解放した理由について考えていきましょう。
AirPlayがソニー、サムスン、LG、Vizioのテレビに対応
そもそも「AirPlay (エアプレイ)」とは、iPhone、iPad、Macから音楽、動画、写真、ミラーリングなどをワイヤレスでテレビやスピーカーに飛ばして再生する機能のことです。
2017年には、複数のスピーカーでの同時再生に対応する「AirPlay 2」へアップデートしています。
この「AirPlay」の機能は、基本的にはApple TVを使わないと利用できないのですが、これまでも音のみの再生となる「AirPlay Audio」にはBOSEのスピーカーなどの他社製品でも利用可能でした。
それが今回、音楽、動画、写真、ミラーリングなども利用できる「AirPlay Video」にソニー、サムスン、LG、Vizioの4社のテレビが対応するというわけです。
アップルはAirPlayのプラットフォームを広げたい?
アップルがなぜ急に「AirPlay」を他社のテレビに解放し出したのかは、正直謎です。
もちろん、AirPlayの対応プラットフォームを広げるためなのですが、なぜ急にそんなことをやり出したのでしょうか。
これは、ユーザー側から「いろんなテレビでAirPlayを使いたい」という要望が多かったのか、それともビジネス面でAirPlayを使ってもらいたい理由があるからなのでしょうか。
ビジネス面での理由を考えてみると、やはり2019年に開始するとされるアップルの新しい動画配信サービスを、いろんなテレビで見られるようにするためという理由が大きいと思います。
Apple TVを持っていなくても、テレビがソニー、サムスン、LG、VizioなどのAirPlay対応テレビであれば、アップルの動画配信サービスをAirPlayで見ることができます。
他のテレビメーカーもAirPlay対応する?
では、ソニー、サムスン、LG、Vizio以外の他のメーカーもAirPlay対応する可能性があるのかが疑問になりますが、これは十分あり得ると思います。
今のアップルからは、1社でも多くのテレビにAirPlayを対応させたいという姿勢が垣間見えます。
そのため、今後はシャープや東芝、パナソニック、TCLといった主要なメーカーのテレビもAirPlayに対応する可能性はあると思います。
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最後に
今回は、『AirPlayがソニー、サムスン、LG、Vizioのテレビに対応!一体なぜ?』についてご紹介しました。
このように、アップルは今後AirPlayに対応するテレビを増やしていきたい考えなのかもしれません。
AirPlayは使うととても便利なのですが、中には「iPhoneを使ってるけどAirPlayは使ったことがない」という人も多かったと思います。
今後はさまざまなテレビでAirPlayが利用できるようになって、音楽や動画、写真、ミラーリングなどをテレビで楽しめるようになっていくのでしょうか。