「HBO Max」が2020年開始!Netflixからワーナーが消える?
ワーナー・ブラザースの親会社であるワーナーメディアは、独自の動画配信サービスとなる「HBO Max (エイチビーオー・マックス)」を開始すると発表しました(参考: WarnerMedia、定額動画サービス「HBO Max」を来春立ち上げ)。
「HBO Max」では、ワーナーメディア傘下のワーナー・ブラザーズ、HBO、CNN、カートゥーン・ネットワークなどのコンテンツが配信される予定です。
これには、DCEUの映画、ハリウッド版ゴジラシリーズ、ハリーポッターとファンタビシリーズ、GOT、ビッグリトルライズ、セサミストリート、バックスバニー、トムとジェリーといった人気コンテンツが含まれます。
さらに、「HBO Max」のオリジナルシリーズの製作も決まっています。
まさに、Netflixを迎え撃つケーブルテレビ局HBOの進化版として「HBO Max」は準備されているようです(あえてHBOの名を冠したのはそのため?)
「HBO Max」は、2020年春よりサービス開始予定です。
※追記19.10.18: スタジオジブリの作品がHBO Maxで配信されるという情報が出ているようです(参考: トトロやもののけ姫、千と千尋の神隠しがHBO Maxに、ジブリ全21作品がストリーミング配信)。
HBO Maxが2020年開始
「HBO Max」では、ワーナー・ブラザース、HBO、CNN、カートゥーンネットワークなどの人気コンテンツが配信予定です。
サービス名にあえてワーナーではなく「HBO」を持ってきたのは、アメリカだけで4,000万世帯以上が加入している人気ケーブルテレビ局「HBO」から新しい「HBO Max」への移行を促すためではないかと思われます。
現在、アメリカでも世界でもケーブルテレビを解約してNetflixやAmazon Prime Videoなどの配信サービスへ切り替える「コードカッティング」を行う人々が増加しています。
このコードカッティングに対応するためディズニーは2019年11月から独自の動画配信サービスである「Disney+ (ディズニープラス)」を開始する予定です。
そしてGOT、ビッグ・リトル・ライズ、シリコンバレー、THIS IS US、ウエストワールドなどの数々の名作ドラマを生み出してきた人気局の「HBO」でさえも、このコードカッティングの流れからは逃れられないわけです。
そのため、「HBO Max」は、HBOおよびワーナーメディアの生き残りをかけた新たなサービスとなるわけです。
Netflixからワーナーが消える?
「HBO Max」の開始にともなって、現在Netflixで配信されている「フレンズ」などのコンテンツがNetflixから引き上げられることが決まっています。
すでに「Dinsey+」の開始にともなって、2019年中にNetflixからディズニー、ピクサー、マーベル(Netflixオリジナルは除く?)、スターウォーズのコンテンツが削除される予定です。
つまり今後Netflixは、ディズニーとワーナーメディアのコンテンツを失うことになります。
日本のNetflixではもともとディズニーのコンテンツは配信されていませんでしたが、ワーナー・ブラザースの映画は多く配信されているため影響が出るかもしれません。
日本のAmazon Prime Video、HuluからHBOが消える可能性も
また、現在日本のAmazon Prime VideoとHuluではHBOのドラマが配信されています。
こちらも、「HBO Max」の開始にともなってHBOドラマがAmazon Prime VideoとHuluから削除される可能性は十分にあります。
特に日本でHBOドラマを配信で視聴するためにはAmazon Prime VideoとスターチャンネルEXを契約するしか方法がなかったので、HBO Maxの開始で状況が大きく変わりそうです。
「HBO Max」のグローバル展開については、2019年7月時点では不明です。
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最後に
今回は、『「HBO Max」が2020年開始!Netflixからワーナーが消える?』についてご紹介しました。
このように、HBO Maxではワーナー・ブラザース、HBO、CNN、カートゥーンネットワークなどのコンテンツが配信される予定です。
動画配信サービスの現状は、Netflix、Amazon Prime Video、Huluなどがシェアを占めていますが、今後はApple TV+、Disney+、HBO Maxの参入で競争が激化しそうです。
サービスが増えるのは良いのですが、人々がコンテンツを視聴できる時間は限られています。
そのため今後は複数のサービスを同時に契約するよりも、見たいコンテンツのあるサービスを契約して見終わったら休会する使い方が主流になっていきそうです。
果たして、今後は動画配信サービスのあり方はどうなっていくのか目が離せませんね。
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