北アメリカのテレビは65インチが人気?その理由とは
近年は4Kテレビの値段も下がってきて、安くて大きいテレビがより手軽に買えるようになってきました。
そんな中、The Vergeの記事では北米では65インチのテレビが最も人気が高いことを紹介しています(参考: 65-inch TVs are now the most popular choice for North American households: report)。
その理由としては、65インチのテレビは今年25%価格が低下し、55インチのテレビは価格が横ばいであるためだそうです。
結果的に、50インチクラスのテレビは2台目需要としてベットルームなどに置かれるようです。
日本に住んでいる我々からすれば、テレビは30〜40インチ程度が主流で、50インチとなるとかなり大型に思えます。
北アメリカのテレビは65インチが人気?
そもそもアメリカを含む北米で65インチのテレビが人気な理由を見ていくと、価格が安いというのが考えられます。
2019年7月時点でUSのBestBuyを見てみると、65インチの4K HDRテレビが$500程度で販売されているのが確認できます(参考: BestBuy)。
アメリカで安価に販売されているメーカーはTCLやハイセンスなどですが、日本でTCLやハイセンスの65インチ4K HDRテレビを買おうとすると、安くても10万円程度はします。
そう考えると、やはりアメリカの方が安く買える傾向があるようです。
また、$500となると、日本円でおよそ¥54,000程度($1 = ¥108)なので、5万円台で65インチのテレビが買えるとなるとかなり安いので、人気になることも納得できます。
北米の住宅事情も関係?
また日本より安く買えるという理由の他にも、65インチが人気の理由に北米の住宅事情も関係していると思います。
アメリカ、カナダ、メキシコなどの北米では、平均的に日本よりも家が大きく部屋も広いです。
そのため、リビングにテレビを置く際に40〜50インチ程度では小さく見えるという問題があるのでしょうか。
一方で、日本の平均的な住宅に65インチのテレビを置くとなると、大き過ぎて置けないと思います。
見るコンテンツの違いも関係?
また、北米で65インチのテレビが人気の理由は、見るコンテンツにもあると思います。
北米で人気の動画コンテンツは映画、ドラマ、スポーツなどで、いずれも大画面で見たほうが映えるものです。
一方で、日本で人気の動画コンテンツはバラエティや情報番組なので、大画面になってもあまり効果がありません。
このように、見るコンテンツに違いがあることも、北米で65インチのテレビが人気なことと関係していそうです。
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最後に
今回は、『北アメリカのテレビは65インチが人気?その理由とは』についてご紹介しました。
このように、北米では65インチの4K HDRテレビが安く買えること、住宅が大きくて広いこと、見るコンテンツが大画面映えするものであることが65インチテレビが人気の理由として考えられます。
一方で日本は、4K HDRテレビの価格がまだまだ高く(台数がさばけないため?)、部屋が狭くて、見るコンテンツがバラエティや情報番組という違いがあります。
とは言っても、最近は日本でもAmazon Prime VideoやNetflixなどの動画配信サービスが人気になってきているので、今後は「もっと大きなテレビで見たい」という需要が増えていくかもしれません。
果たして、日本におけるテレビの需要は今後どうなっていくのか注目ですね。