Disney DELUXEとDisney+の違い5つ!日本だけ?
今回は、「Disney DELUXEとDisney+の違い」についてご紹介します。
2019年3月に日本で「Disney DELUXE (ディズニー・デラックス)」というサービスが開始し、2019年11月にアメリカなどで「Disney+ (ディズニープラス)」というサービスが開始しました。
「Disney DELUXE」と「Disney+」は、どちらもディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズの作品が見れるという、似たようなサービスとなっています。
そんな中、「Disney DELUXEとDisney+の違いは?」、「Disney DEXLUEとDisney+は同じサービスなの?」と疑問に思っている方もいると思います。
そこで今回は、「日本のDisney DELUXEとアメリカのDisney+の5つの違い」について見ていきましょう。
※追記20.5.28: 日本でも2020年6月11日より、日本独自仕様の「Disney+」がサービス開始するようです(参考: 定額動画配信「Disney+」が6月11日に日本上陸 「Disney DELUXE」ユーザーは追加料金なしで利用可)。
Disney DELUXEとDisney+の違い5つ
Disney DELUXEとDisney+の違い1. ドコモ提携とディズニー直営
1つ目のDisney DELUXEとDisney+の違いは、「ドコモ提携とディズニー直営」です。
日本の「Disney DELUXE (ディズニー・デラックス)」は、ドコモとディズニージャパンが共同で運営するサービスで、システム周りがドコモが担当しています。
アメリカの「Disney+ (ディズニープラス)」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの4大部門の1つである「ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナル」が直営するサービスです。
日本の「Disney DELUXE」はドコモとディズニーの共同サービスのため、登録するためにはdアカウントとディズニーアカウントの両方が必要になったりと少々面倒です。
アメリカの「Disney+」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーが総力を上げて自社でサービスを開発・提供し、サービス開始初日に1,000万人が登録しました(参考: 「Disney+」開始初日に障害はあっても1000万人加入)。
このように、日本の「Disney DELUXE」はドコモに委託されたサービスで、アメリカの「Disney+」はディズニー本社のサービスとなってるため、サービスの内容や質も大きく異なってきます。
※追記20.5.28: 日本のDisney+は、ドコモとディズニージャパンが共同で運営する日本独自仕様になってしまったようです。
Disney DELUXEとDisney+の違い2. 4K対応の有無
2つ目のDisney DELUXEとDisney+の違いは、「4K対応の有無」です。
日本の「Disney DELUXE」はフルHD(1080p)までの対応となっていて、「Disney+」は4K HDRに対応しています。
日本の「Disney DELUXE」では4K対応作品は1つありませんし(19年11月時点)、今後4K対応することも発表されていません。
アメリカの「Disney+」では、すでにスターウォーズ初代3部作や、オリジナル作品が4K HDRで配信されているようです(参考: Disney+について知っておくべきことすべて)。
日本の「Disney DELUXE」は月額¥700(税別)、アメリカの「Disney+」は月額$6.99とどちらも料金がほとんど同じなので、当然ながら4K HDRに対応している方が得です。
このように、日本の「Disney DELUXE」は4K非対応、アメリカの「Disney+」は4K対応となっています。
※追記20.5.28: 日本のDisney+は、4K HDR非対応のようです(参考: スペック(画質・音質・多言語など)は米国のディズニープラスと同じですか?)。
Disney DELUXEとDisney+の違い3. オリジナル作品の有無
3つ目のDisney DELUXEとDisney+の違いは、「オリジナル作品の有無」です。
アメリカの「Disney+」では、Disney+が製作するオリジナル作品が配信されています。
アメリカの「Disney+」のオリジナル作品は、スターウォーズスピンオフの「マンダロリアン」、マーベルスピンオフの「ファルコン」や「ロキ」、ディズニー映画「わんわん物語」の実写版など、独占配信の作品が多数追加される予定で、最速で公開されます。
日本の「Disney DELUXE」でも、一応Disney+の「マンダロリアン」が配信されることが決まりましたが(参考: SW初実写ドラマ「マンダロリアン」、Disney DELUXEで国内独占配信。)、本家よりも1ヶ月遅れですし他のオリジナル作品の配信は未定です。
このように、日本の「Disney DELUXE」にはオリジナル作品は一部しかなく、アメリカの「Disney+」では新しいオリジナル作品がどんどん追加されていくという違いがあります。
ちなみに、すでにアメリカのDisney+で配信されているオリジナル作品にも日本語吹替版が収録されていることが確認されているようです(参考: アメリカで遂に「Disney+」がローンチ!オリジナル作品や劇場未公開シーンが追加などが話題に!)。
このように、Disney DELUXEとDisney+の違いの1つに「オリジナル作品の有無」があります。
※追記20.5.28: 日本のDisney+は、海外と同じタイミングで配信されないようです(参考: 米国のディズニープラスで配信されている作品は、日本でもすぐに配信開始しますか?)。
Disney DELUXEとDisney+の違い4. 海外での利用
4つ目のDisney DELUXEとDisney+の違いは、「海外での利用」です。
アメリカの「Disney+」は、アメリカ、カナダ、オランダ、オーストリア、ニュージーランドなどで利用可能で、さらに2020年3月までにフランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ロシア、スペイン、スウェーデン、イギリスでも利用可能になります。
それに対して、日本の「Disney DELUXE」は日本独自のサービスで日本でしか利用できないことに加えて、海外からはアクセスできないようになっています(参考: 海外からDisney THEATER(ディズニーシアター)で動画は見れますか?)。
そのため、日本に住んでいる人が海外に行った際は「Disney DELUXE」が利用できませんし、逆に海外に住んでいる人が日本に来た時も「Disney+」が利用できないという弊害が発生します。
このように、日本のDisney DELUXEとアメリカのDisney+の違いの1つに「海外での利用」があります。
※追記20.5.28: 日本のDisney+は、日本独自仕様となるため、海外からは利用できず、海外でも日本のDisney+アカウントは利用できないようです(参考: 海外での利用は可能ですか?)。
Disney DELUXEとDisney+の違い5. プロフィールの数
5つ目のDisney DELUXEとDisney+の違いは、「プロフィールの数」です。
日本の「Disney DELUXE」では、1つのアカウントにつきプロフィールは1つまでしか作れません。
そのため日本の「Disney DELUXE」では、例えば家族と見ている作品の再生履歴が混ざってややこしくなるというデメリットがあります。
アメリカの「Disney+」では、1つのアカウントにつきプロフィールを7つまで作成できるようです(参考: How many people can watch Disney+? Number of profiles and screens per account)。
そのためアメリカの「Disney+」では、例えばお母さん、お父さん、お姉ちゃん、弟、おばあちゃん、おじいちゃん、小さい子ども(キッズモード)といった、最大7人までそれぞれが別々のプロフィールで作品を見ることができます。
つまり、家族の見ている作品の再生履歴が混ざる心配はありません。
このように、Disney DELUXEとDisney+の違いの1つに「プロフィールの数」があります。
※追記20.5.28: 日本のDisney+のプロフィール数は1つです。
日本のユーザーが求めてるのはDisney+
このように、日本では「Disney DELUXE」、海外では「Disney+」が展開されるというよく分からない現象が起きているようです。
「Disney DELUXE」は「Disney+」と比較すると質が劣るサービスとなっているので、できれば海外と同じ「Disney+」を日本でも使えるようにしてもらいたいものです。
今後日本でも「Disney+」が利用できるかどうかは不明で、もしかするとこのまま日本だけ「Disney DELUXE」が提供され続ける可能性もあります。
ディズニーファンであれば「Disney+」のオリジナル作品はチェックしておきたいと思うので、早く日本でも「Disney+」を開始して欲しいところです。
※追記20.5.28: 日本でも2020年6月11日より、日本独自仕様の「Disney+」がサービス開始するようです(参考: 定額動画配信「Disney+」が6月11日に日本上陸 「Disney DELUXE」ユーザーは追加料金なしで利用可)。
追記: Disney+の開始でDisney DELUXEはどうなる?
2020年6月より、「Disney+」が日本でもサービス開始することが決定しました(参考: 米Disney、6月から「Disney+」を日本でもスタート 日本独自のディズニーデラックスと併存か、統合か)。
ここで、「Disney DELUXEは今後どうなるの?」ということが気になると思います。
まだ「Disney DELUXE」がどうなるのかという正式な発表はありませんが(20年5月8日時点)、おそらくDisney+へ移行するかたちでサービス終了する可能性があります。
なぜ「Disney DELUXE」が終了する可能性があるかと言うと、すでにイギリスで「Disney Life」という似たよなサービスがDisney+の開始によって終了したという前例があるためです(参考: DisneyLife Closure Announced)。
イギリスで「Disney+」が開始したのが2020年3月24日で、その約1ヶ月後の20年4月23日に「Disney Life」の終了が正式に発表されました。
イギリスの「Disney Life」は「Disney DELUXE」と似たような定額見放題のサービスだったので、おそらく日本でもイギリスと同様の措置が取られるのではないでしょうか。
もしもイギリスと同じパターンであれば、2020年6月に日本で「Disney+」が開始し、20年7月に「Disney DELUXE」の終了が正式に発表されることになります。
このように、「Disney+」の日本サービス開始によって、「Disney DELUXE」はサービスを終了して移行する可能性があります(まだ決定ではありません)。
※追記20.5.28: 2020年6月11日にDisney DELUXEは日本独自仕様のDisney+にサービス移行するようです。
▼Disney DELUXE・Disney+がテレビで見れる「Apple TV 4K」はこちら
最後に
今回は、『Disney DELUXEとDisney+の違い5つ!日本だけ?』についてご紹介しました。
このように、Disney DELUXEとDisney+では、運営元がそもそも違うことや、4K対応、オリジナル作品、海外対応、プロフィールの数などの違いがあります。
また、現状では残念ながら日本から「Disney+」を利用することはできないので、当分は「Disney DELUXE」で我慢するしかありません(追記20.5.8: 日本でもDisney+が2020年6月よりサービス開始することが決定しました(参考: 米Disney、6月から「Disney+」を日本でもスタート 日本独自のディズニーデラックスと併存か、統合か)。)。
最近はNetflix、Amazon Prime Video、Hulu、Apple TV+、そしてDisney DELUXEとDisney+といった定額動画配信サービス(サブスクリプション)が増えていて、競争が激化しています。
果たして、これからDisney DELUXEやDisney+がどのようなサービスになっていくのか注目ですね。
※追記20.5.28: 日本でも2020年6月11日より、日本独自仕様の「Disney+」がサービス開始するようです(参考: 定額動画配信「Disney+」が6月11日に日本上陸 「Disney DELUXE」ユーザーは追加料金なしで利用可)。