リングフィットアドベンチャーが面白い!World6までの感想
2019年10月に、ニンテンドースイッチ向けのフィットネスゲーム「リングフィット アドベンチャー」が発売されました。
「リングフィット アドベンチャー」は、ゲームでありならも筋肉痛になるほど本格的であると話題を呼び、発売から3ヶ月で50万本以上を売り上げました(参考: 【ソフト&ハード週間販売数】『ポケモン ソード・シールド』8週連続1位&累計300万本突破! 年末年始商戦で『マリカー8 DX』が急上昇【2019/12/30~2020/1/12】)。
2020年1月17日現在は、「リングフィット アドベンチャー」の想定を超える人気ぶりに在庫不足の状態が続いていて、入手困難となっているようです(参考: 任天堂、『リングフィット アドベンチャー』の品薄状態を謝罪)。
実際に私も「リングフィット アドベンチャー」を購入し遊んでいますが、とても面白いゲームだと思います。
そんなわけで今回は、「リングフィット アドベンチャー」をWorld 6までクリアした感想について見ていきましょう。
リングフィットアドベンチャーが面白い
リングフィット アドベンチャーとは?
「リングフィット アドベンチャー (Ring Fit Adventure)」とは、任天堂が開発・販売するフィットネスゲームで、ニンテンドースイッチ向けに2019年10月18日に日本で発売されました。
「リングフィット アドベンチャー」は、リングコンと呼ばれる専用のコントローラーとレッグバンドに、スイッチのジョイコンをセットして遊びます。
リングコンは、押す・引っ張るの動作や、上下左右に傾ける動きを検知し、レッグバンドではその場で歩く・走るなどの動きを検知するのに使います。
「リングフィット アドベンチャー」の監修は、Wii Fitも担当した松井薫さんが務めています。
「リングフィット アドベンチャー」は、プレイするためにはジョイコンが必須となっていて、スイッチライトは非対応なので通常のスイッチが必要になります。
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筋トレよりもゲーム性を重視?
「リングフィット アドベンチャー」は、2Dマリオのようなステージクリア型のゲームとなっています。
ステージ内では、ジョギングやダッシュをすることでキャラクターが前進していき、途中で現れた敵を倒しながらゴールを目指すのが基本的な流れとなっています。
敵とのバトルは、ポケモンのようなターン制のRPGの作りとなっていて、プレイヤーはスクワットなどのフィットスキルを使って攻撃をし、敵からの攻撃はお腹でリングコンを押し込む「腹筋ガード」で防御します。
敵を倒したり、ステージをクリアすると経験値がもらえてレベルアップし、新しいフィットスキルを習得していきます。
このように、「リングフィット アドベンチャー」は筋トレを前面には押し出さずに、まずはしっかりゲームとして作り込まれているのが面白いところです。
同じ任天堂のフィットネスゲームである「Wii Fit」は、フィットネスの要素が前面に押し出されていて、ゲーム性が弱かったため割とすぐに挫折する人も多かったと思います。
しかしながら、「リングフィット アドベンチャー」は文字通りアドベンチャーであり、ゲーム性が強いため、筋トレをしたいというよりも、「ゲームを進めたい」という欲求で続けることができるという印象です。
また、メインの「アドベンチャー」以外にも、「ミニゲーム」や「ながらモード」なども搭載されています。
バトルはターン制のRPG
「リングフィット アドベンチャー」のバトルは、ターン制のRPGとなっています。
これは、ちょうどドラクエやポケモンのように、自分が攻撃をしたら次は敵の番といった具合に攻撃と防御を順に繰り返していくものです。
「フィットスキル」という攻撃の技には、「うで (赤)」、「はら (黄色)」、「あし (青)」、「ヨガ (緑)」の4種類があって、それぞれ敵の色の合わせて攻撃するとポケモンのように効果抜群でダメージを与えることができます。
このように、「リングフィット アドベンチャー」のバトルは、単に筋トレを繰り返すだけの単調なものではなく、敵の特性を見ながら攻撃の方法を考えたりと、RPGの要素が含まれているのです。
このシステムによって、例えば「スクワットはやりたくないけど、敵の弱点が青色だからスクワットを使おう」という風に筋トレをする動機づけにもなっています。
さらに、「フィットスキル」には攻撃力や攻撃範囲が設定されているので、レベルアップして新しい強い技を習得すると嬉しくて試してみたくなってきます。
このように、フィットネスゲームにターン制のRPGをうまく取り入れたことで、楽しく筋トレできるように工夫されているのも面白い点です。
体重を減らすより筋肉をつけることが目的?
「リングフィット アドベンチャー」は、筋トレをするためのゲームであるようです。
その証拠に、「リングフィット アドベンチャー」の箱を開封すると、「筋肉は一生の相棒」というメッセージが大きな字でお出迎えしてくれます。
そして、「リングフィット アドベンチャー」では、ダイエット系でよくある「〜日で何kg痩せました〜」といったものは目指していないように思えます。
というのも、ゲーム内ではたびたびアドバイスが表示されるのですが、そこでも「体重が同じでも筋肉がついていると細く見える」や、「食事制限によるダイエットはオススメしない」といったことが言及されているためです。
そのため、体重計に乗って「何g減った・増えた」と一喜一憂するのではなく、筋肉をつけて体の見た目がどう変わったのか、生活がどう変わったのか(腰痛が減った等)を重視する方が良いようです。
私が「リングフィット アドベンチャー」を始めた頃は、特に最初の1〜2週間はすぐに筋肉痛になって動けないということもよくありましたが、ゲームを続けているうちにだんだん疲れにくい体になってきた気がします。
このように、「リングフィット アドベンチャー」では、体重を落としてダイエットしようという短期的なものではなく、筋肉をつけて健康的な人生を送ろうという長期的な目的のゲームとなっているようです。
プレイは1日15〜30分程度が目安
「リングフィット アドベンチャー」では、1日あたりのプレイ時間は15〜30分程度を目安に設定されているようです。
というのも、ステージを1つか2つクリアすると、「今日はここまでにしますか?」とクールダウンすることを推奨してくるためです。
運動負荷レベルを自分の体力に合わせて設定(1〜30)していれば、ステージを1つか2つクリアしたところでクタクタになって動けなくなるので、これくらいがちょうどよいバランスに思えます。
また、「1日に何時間も筋トレをしてもあまり効果がない」といったこともアドバイスで表示されるため、やはり15〜30分程度遊んで終わらせるのが良いようです。
1日15〜30分程度であれば、無理なく続けることができますし、「キツすぎてもうやりたくない」といったネガティヴな感情も出にくいと思います。
「リングフィット アドベンチャー」はあくまでもゲームなので、「楽しく遊んでついでに筋トレもできる」くらいの軽い気持ちで大丈夫だと思います。
今は楽しいが、半年後も続けているかどうかはまだ分からない
私は「リングフィット アドベンチャー」をWorld 6までクリアしたのですが、今はまだステージを進めたいという欲求でモチベーションが保てています。
しかしながら、全てのステージをクリアした後もやる気を維持できるのか、半年後もゲームを続けているのかはまだ分かりません。
まだ発売から3ヶ月程度しか経っていないので、このゲームがどれくらいの期間遊べるものなのかは誰にも分からないところです。
おそらく、ステージをクリアした後もやり込み要素が用意されていると思いますし、プレーヤーを飽きさせないための工夫もあると思います。
また、まだ何の告知もされていませんが、DLC(ダウンロードコンテンツ)が追加で配信される可能性もあります。
「リングフィット アドベンチャー」は、すでに2020年1月時点で日本で50万本以上売れていて、このペースでいけば100万本以上売れることは間違いないと思います。
そう考えると、せっかく人気コンテンツにはもっと頑張ってもらって、スイッチの販売促進に活かすためにも、今後も何らかの追加要素があると見てよさそうです。
ジムに毎月通うよりも、「リングフィット アドベンチャー」の方が手軽で楽しいことに加えて、料金もずっと安くつくので、長く遊べるような作りになっていることに期待します。
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最後に
今回は、『リングフィットアドベンチャーが面白い!World6までの感想』についてご紹介しました。
このように、「リングフィット アドベンチャー」はゲーム面が作り込まれているため、筋トレが嫌いな方でも楽しめると思います。
任天堂は2008年頃に「Wii Fit」を爆発的にヒットさせて、日本だけで350万本以上を売り上げました。
しかしながら、Wii Fitはゲーム性が乏しく、割と早い段階で飽きられてしまって人気を維持できなかったのも事実です。
「リングフィット アドベンチャー」は、Wii Fitの失敗も踏まえてゲーム性に力を入れていて、飽きにくいように工夫されていると思います。
「リングフィット アドベンチャー」は、ゲームとして楽しいですしついでに筋トレにもなるので、なるべく長く続けたいところです。
皆さんも、気になった方はぜひ「リングフィット アドベンチャー」をプレイしてみてはいかがでしょうか。