NetflixがAV1対応!2020年は他サービスも続々?

2020年2月6日より、定額動画配信サービスの「Netflix (ネットフリックス)」が、次世代動画コーデックの「AV1 (エーヴィーワン)」に対応しました(参考: Netflix、Android向けにAV1ストリーミング開始。VP9より圧縮効率20%向上)。

「AV1」は、HEVCと比較して20%圧縮率が高く、なによりもロイヤリティフリーで使えることがメリットで、今後普及していくことが想定されています。

Netflixの「AV1」は、まずはAndroidのスマホアプリ向けに提供され、アプリの設定で「Save Data (データ使用量:少)」をオンにすればモバイルデータ通信時のみAV1で再生されます。

このように、NetflixでAV1コーデックの対応が始まりましたが、現場ではセルラー通信限定となっていて、まだまだ実験段階のようです。

おそらく、今後は全面的にNetflixのAV1対応が進むのでしょうか。

NetflixがAV1対応

2020年2月より、NetflixのAV1対応が始まりました。

とは言っても、まずはAndroidスマホアプリのセルラー通信に限定して提供されます。

Android OSは、「Android 10」よりAV1コーデックの再生に対応したので、NetflixはまずはAndroid向けに提供を開始したのだと思われます。

しかしながら、AV1のハードウェアデコードに対応するスマホはまだ販売されていないので、おそらくソフトウェアデコードでの対応になります。

当然ながらソフトウェアデコードで動画を再生するとバッテリーを消費するので、まずはバッテリーよりデータ通信を優先したいユーザー向けの対応だと思います。

2020年はAV1対応製品が登場?

すでにNetflixなどの動画配信サービス側はAV1で提供する準備ができているようですが、肝心のAV1のハードウェアデコードに対応する製品がまだでていません

すでに、サムソンとLGが2020年モデルのテレビでAV1に対応することを発表しています(参考: AV1対応テレビが続々登場!2020年は他のデバイスも対応?)。

そのため、おそらく今後AV1対応のテレビやスマホなどが続々と登場するのではないでしょうか。

Androidスマホであれば、「Galaxy S11 (仮)」、「Huawei P40 (仮)」などのAV1対応に期待されます。

YouTubeのAV1対応も2020年中?

Netflixがいち早くAV1の対応を始めたことで、他のサービスはいつ対応するのかが気になるところです。

おそらく、YouTubeは2020年中には本格的にAV1コーデックでの配信を開始すると思います。

すでにYouTubeで配信されている一部の動画はAV1に対応していて、Chromeなどで視聴することができます。

おそらく、2020年にはAV1対応のスマホやテレビが続々と発売されるので、それに合わせてYouTubeのAV1対応も始まっていくのではないでしょうか。

アップルのAV1対応は?

やはり気になるのは、「アップルのAV1対応はいつか」ということです。

アップル自体はすでにAV1をサポートすることを表明しているので、いずれは対応することになります。

早ければ次の「iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14」のアップデートでAV1に対応し、「iPhone 11S (仮)」でAV1の動画を再生できるようになるかもしれません。

すべてのアップル製品は「VP9」に対応してないため、YouTubeの4K動画を再生することができません(MacのみChromeでソフトウェアデコードできる)。

なので、アップル製品がAV1に対応して、YouTubeもAV1での配信に対応してくれるXデーをアップルユーザーは待ち構えているのです。

このXデーが2020年になるのか、それともまだ先となるのでしょうか。

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最後に

今回は、『NetflixがAV1対応!2020年は他サービスも続々?』についてご紹介しました。

このように、NetflixではAV1の対応が始まったので、Androidスマホのモバイルデータ通信で視聴できます。

おそらく、今後はAV1の対応機種の登場と合わせて、Netflixの全面的なAV1対応が進んでいくと思います。

また、Netflixだけでなく、YouTubeのAV1対応も2020年中に始まる可能性があります。

果たして、2020年はAV1元年となるのか、今後も注目ですね。