「Apple TV 4K」が「Apple Music」のロスレスに対応!tvOS14.6以降

2021年6月より、アップルの定額制音楽配信サービスの「Apple Music (アップル・ミュージック)」が空間オーディオとロスレスオーディオに対応します(参考: Apple Music、空間オーディオとロスレスオーディオを発表 – Apple (日本))。

「Apple Music」のロスレスオーディオは、7,500万曲以上が16ビット/44.1kHz〜24ビット/48kHzまで対応しているようです(一部楽曲は24ビット/192kHzのハイレゾにも対応)。

そんな「Apple Music」のロスレスオーディオなのですが、「Apple TV 4K」にも対応することが発表されています(参考: About lossless audio in Apple Music – Apple Support)。

「Apple TV 4K」で「Apple Music」のロスレスを聞くためには、「tvOS 14.6」にアップデートし、設定でオンにする必要があります。

そんなわけで今回は、「Apple TV 4KのApple Musicロスレス対応」について見ていきましょう。

※「Apple Music」のロスレスは2021年6月より提供開始です。

詳しくはこちら: 「Apple TV」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!

「Apple TV 4K」が「Apple Music」のロスレスに対応!tvOS14.6以降

Apple TV 4KでApple Musicのロスレスを聞くには?

まずは、「Apple TV 4K」で「Apple Music」のロスレスを聞くには何が必要かを見ていきましょう。

アップルのWebサイトに記載されている情報は、以下の通りです。

How to listen to lossless on your Apple TV 4K (Apple TV 4Kでロスレスを聴く方法)

What you need (必要なもの)

Update your Apple TV 4K to tvOS 14.6. (Apple TV 4KをtvOS 14.6にアップデートします。)

Connect your Apple TV 4K to an AV receiver using an HDMI cable. (HDMIケーブルを使って、Apple TV 4KとAVレシーバーを接続します。)

How to turn lossless on or off (ロスレスのオン/オフについて)

1. Go to Settings > Music. (設定」→「ミュージック」と進みます。)

2. Select Audio Quality. (「オーディオの品質」を選択します。)

3. Select or unselect Lossless. Apple TV 4K currently doesn’t support Hi-Res Lossless (sample rates greater than 48 kHz). (Losslessを選択、または選択解除します。Apple TV 4Kは現在、Hi-Res Lossless(48kHz以上のサンプルレート)には対応していません。)

About lossless audio in Apple Music – Apple Support

まず、「Apple TV 4K」を「tvOS 14.6」以降にアップデートし、「設定」から「ミュージック」の「オーディオの質」から「ロスレス」をオンにする必要があるようです。

「Apple TV 4K」では、サンプルレートは48kHzまでの対応となっているようです(今後のアップデートで192kHz対応するかどうかは不明)。

ちなみに、2021年5月25日時点では、「Apple TV 4K」を「tvOS 14.6」に更新しても「ミュージック」の「オーディオの質」の項目はありませんでした。

このように、「Apple TV 4K」で「Apple Music」のロスレスを聞くためには、「tvOS 14.6」以降にアップデートして、「設定」からロスレスをオンにする必要があります。

▼Apple Musicはこちら: トップ100:グローバル

Apple TV 4Kがロスレスのオーディオシステムに?

2021年6月より、「Apple TV 4K」で「Apple Music」のロスレスの再生に対応します。

すでに「Apple Music」に登録している方は、追加料金なしでロスレスが利用できるようになります。

「Apple Music」では、7,500万曲以上が16ビット/44.1kHz〜24ビット/48kHz対応する予定です。

そのため、「Apple TV 4K」はロスレスで楽曲の再生ができるオーディオシステムに進化することになります。

「Apple TV 4K」をサウンドバーやアンプなどに接続することで、CDレベルの16ビット/44.1kHzや、CD以上の24ビット/48kHzのフォーマットで音楽が聞き放題になります。

また、「Apple TV 4K」では、テレビの画面でアートワークや歌詞を見ながら楽曲の再生を楽しむことができます。

これからは、家で音楽を楽しむ際は「Apple TV 4K」を使って「ロスレス」で再生することができることになるわけです。

このように、「Apple TV 4K」はロスレスのオーディオシステムとして進化することになります。

アップルのロスレス配信は20年越しの実現?

2001年の「iPod」、2003年の「iTunes Store」が登場した頃から、音楽はAACやMP3などに圧縮して聞くのが主流になっていきました

その頃から約20年の間、ほとんどの音楽ユーザーは楽曲に音質を求めることをやめて、より手軽に多くの曲に触れられる圧縮音源やダウンロード、ストリーミング配信を選んだのです。

それが、2021年になってようやく劣化のない「ロスレス」で配信の楽曲が聞けるようになります

かつてユーザーをCDから圧縮音源へ導いたのはアップルでしたが、今度はそのアップルがユーザーを「ロスレス」へと回帰させることになるというわけです。

これまでオーディオの品質にこだわるユーザーからは、圧縮音源であるダウンロードやストリーミングの楽曲は避けられる傾向にありましたが、これからは「ロスレス」の対応によってストリーミングがより受け入れてもらえるようになるかもしれません。

これまでの圧縮音源の手軽さと、CD音源の音質が融合して、全く新しい音楽体験が可能になりそうです。

このように、アップルによる「ロスレス」の楽曲配信は約20年越しの実現で、音楽フォーマットの新しい時代の始まりとなるのでしょうか。

詳しくはこちら: 「Apple TV」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!

▼「Apple TV 4K」はこちら

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最後に

今回は、『「Apple TV 4K」が「Apple Music」のロスレスに対応!tvOS14.6以降』についてご紹介しました。

このように、「Apple TV 4K」では2021年6月より始まる「Apple Music」の「ロスレス」の再生に対応します。

「Apple TV 4K」で「Apple Music」のロスレスを再生するためには、「tvOS 14.6」以降に更新して「設定」から「ロスレス」をオンにする必要があります。

これによって、「Apple TV 4K」はロスレスのオーディオシステムへと進化することになります。

これまではAACなどの圧縮音源が主流でしたが、これからは「ロスレス」で音楽を聞く時代へと変わっていきそうです。

皆さんも、「Apple TV 4K」を使って「Apple Music」の「ロスレス」の楽曲再生を楽しんで見てはいかがでしょうか。

詳しくはこちら: 「Apple TV」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!