日本の「Disney+(ディズニープラス)」が遂に4K、Dolby Atmos、複数プロフィール対応へ!21年10月27日より

日本で展開されている定額制動画配信サービスの「Disney+ (ディズニープラス)」が、2021年10月27日よりリニューアルされることが発表されました(参考: 新ディズニープラス、はじまる。スターを追加し10月27日よりサービスを拡大|Disney+ (ディズニープラス) 公式)。

新しい日本の「Disney+」では、4K対応、Dolby Atmos対応、最大7つまでのプロフィール対応、GroupWatch対応、ペアレンタルコントロール対応、ダウンロード機能対応といった数多くの新機能が盛り込まれています。

さらに、従来のディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズ、ナショナルジオグラフィックの作品に加えて、新たにStar(スター)の作品が追加されます。

「Star」には「20世紀フォックス」の作品が含まれているので、「デッドプール」、「ノマドランド」といった話題の作品が日本の「Disney+」で見れるようになります。

ちなみに、今回のリニューアルに合わせて月額料金が¥990(税込)へ値上げされるようです。

そんなわけで今回は、2021年10月27日よりリニューアルされる日本の「Disney+」について見ていきましょう。

日本の「Disney+(ディズニープラス)」が遂に4K Dolby Atmos、複数プロフィール対応へ

日本の「Disney+」が大幅に改善

これまで日本の「Disney+」は、HD画質、2chステレオ、複数プロフィール非対応、支払い方法がクレジットカードのみ、登録にドコモのアカウント必須といったことが不評でした(参考: 「Disney+」が日本で失敗した理由!ドコモと手を切るべき?)。

本家アメリカの「Disney+」では、4K HDR、Dolby Vision・Dolby Atmos対応、複数プロフィール対応であったため、日本の「Disney+」は海外に比べて仕様がひどいと言われていたのです。

そんな日本の「Disney+」が、2021年10月27日よりリニューアルされます。

新しい日本の「Disney+」では、4K対応、Dolby Atmos対応、最大7つまでのプロフィール対応、GroupWatch対応、ペアレンタルコントロール対応、ダウンロード機能対応といった新機能が追加されます。

つまり、これまで不評だったほぼ全ての問題点が解消することになるのです。

さらに、これまで新規登録するユーザーをわずらわせていた「ディズニーアカウント」と「ドコモアカウント」の2つが必須という条件が変更されて、これからは「ドコモアカウント」なしでも登録できるようになるようです(参考: Disney+に10月27日から『デッドプール』などのコンテンツが登場へ 4K対応、ドコモを経由しない入会も可能に)。

このように、2021年10月27日から日本の「Disney+」が大幅に改善され、不満点はほとんど解消することになります。

遂にディズニーが本気を出してきた?

日本でディズニーの定額制動画配信サービスが始まったのは、2019年3月の「Disney DELUXE (ディズニー・デラックス)」が最初でした。

日本の「Disney DELUXE」は、ディズニージャパンとドコモによる独自のサービスで、ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズの作品が見放題になるものでした。

日本で「Disney DELUXE」が始まった頃はまだアメリカの「Disney+ (ディズニープラス)」が始まっていなかったため、当時は日本では「Disney DELUXE」が独自に展開されていくような感じでした。

ところが、この「Disney DELUXE」はディズニーの旧作映画が見れるだけで作品数が少なく、あまりパッとしない印象だったのを覚えています(参考: 「Disney DELUXE (ディズニーデラックス)」の感想!良い点と悪い点は?)。

そして2020年6月に、日本で「Disney+」がサービスを開始すると発表され、「Disney DELUXE」は「Disney+」へ引き継がれることになりました。

ところが、いざ日本で「Disney+」が始まってみたところ、内容は旧「Disney DELUXE」とほとんど同じで、海外版の「Disney+」のような洗練されたサービスはありませんでした

特に海外版では当たり前のように対応している4Kやサラウンドに非対応だったので、日本版は「Disney- (ディズニーマイナス)」だと揶揄される声もありました。

それから時が流れて、2021年10月27日から遂に日本の「Disney+」が海外基準に追いつくことになります。

日本の「Disney DELUXE」の開始からここまで来るのに2年7ヶ月ほどかかってしまったのですが、いったい今までのサービスは何だったのでしょうか。

ドコモに任せた結果、「Disney DELUXE」、和製「Disney+」といった度重なる失敗をしたのを目の当たりにして、遂にディズニーが本気を出してきたのでしょうか。

いずれにしも、ユーザーにとっては待ち望んだことなので嬉しい限りです。

Apple TVアプリ(iTunes)の4K対応にも期待

2021年3月に、日本の「Apple TVアプリ(iTunes)」で映画「ソウルフル・ワールド」が4K HDR対応で配信されていることが確認されました(参考: 映画「ソウルフル・ワールド」が4K HDR配信!Apple TVアプリ(iTunes)で21年3月31日より)。

ところが、配信を開始してからわずか1日ほどでApple TVアプリ(iTunes)の映画「ソウルフル・ワールド」の画質がHDに下げられてしまうことになります(参考: Apple TVアプリ(iTunes)の「ソウルフル・ワールド」、発売後に4KからHDに変更?)。

これは単なる誤表記だったわけではなく、購入後に4K HDRで再生できたユーザーがいたため4K HDRに対応していたことは確かなようです。

それからというもの、Apple TVアプリ(iTunes)の映画「ソウルフル・ワールド」の画質はずっとHDのままとなっています(21年9月2日時点)。

2021年10月27日より、日本の「Disney+」が4Kに対応することから、おそらくこのタイミングでApple TVアプリ(iTunes)のディズニー作品も4K対応を解禁するのではないかと思われます。

もしかすると、すでにApple TVアプリ(iTunes)で4K配信に対応する準備が進められていて、映画「ソウルフル・ワールド」の4K版はうっかり早く公開してしまったのかもしれません。

このように、「Disney+」の4K対応でApple TVアプリ(iTunes)の4K対応はどうなるのかも気になるところです。

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最後に

今回は、『日本の「Disney+(ディズニープラス)」が遂に4K Dolby Atmos、複数プロフィール対応へ!21年10月27日より』についてご紹介しました。

このように、2021年10月27日より日本の「Disney+」がリニューアルされます。

新しい日本の「Disney+」では、4K対応、Dolby Atmos対応、最大7つまでのプロフィール対応、GroupWatch対応、ペアレンタルコントロール対応、ダウンロード機能対応といった新機能が追加されるようです。

日本の「Disney+」はこれまで海外版と比べて劣化仕様でしたが、遂に日本の「Disney+」も海外基準に追いつくことになります。

また、「Disney+」の4K対応によって日本の「Apple TVアプリ(iTunes)」のディズニー作品が4K対応するのかどうかも気になるところです。

果たして、新しい日本の「Disney+」がどのようなサービスになるのか楽しみですね。