「Nreal Air」に「iPad」を接続して疑似「Apple Glass」を体験!130インチで動画視聴
今回は、「Nreal Air」に「iPad」を接続して疑似「Apple Glass」を体験してみたのでご紹介します。
アップルからスマートグラスの「Apple Glass (アップル・グラス)」が発売されるという噂は何年か前から出ているのですが、2022年5月現在はまだ発売されていません。
そこで、先日Nreal社から発売された「Nreal Air (エンリアル・エアー)」に、「iPad」を接続して疑似「Apple Glass」として使ってみることにしました。
「Nreal Air」はDP ALTモード(Display Port over USB Type-C)の入力に対応しているので、「iPad」などをUSB-Cケーブルで接続してミラーリングして使うことができます。
そんなわけで今回は、「Nreal AirにiPadを接続して疑似Apple Glassを体験してみた」について見ていきましょう。
「Nreal Air」に「iPad」を接続して疑似「Apple Glass」を体験
用意するもの
まずは、「Nreal Air」と「iPad」を接続するために必要な「用意するもの」を見ていきます。
「用意するもの」は、以下の4つです。
- Nreal Air 本体
- USB-Cケーブル (付属)
- iPad (USB-C搭載モデル)
- PC/Mac (アクティベーション用)
「Nreal Air」の本体は、ドコモオンラインショップ、auオンラインショップ、ヨドバシ.comなどで販売されています(私はドコモオンラインショップで購入しました)。
「Nreal Air」と「iPad」を接続するために使う「USB-Cケーブル」は、付属のものを使用します。
「Nreal Air」と接続する「iPad」は、USB-C端子を搭載しているものを用意しましょう。
USB-C端子を搭載する「iPad」は、「iPad mini 第6世代 (2021)」以降、「iPad Air 第4世代 (2020)」以降、「iPad Pro 11インチ 第1世代 (2018)」以降、「iPad Pro 12.9インチ 第3世代 (2018)」以降となっています。
「Nreal Air」をアクティベーションするためには、PC/Macと接続する必要があります。
USB-C端子搭載のPC/Macであればそのまま接続できますし、USB-C端子が非搭載であればUSB-C to USB-Aケーブルを用意しましょう。
以上が、「Nreal Air」と「iPad」を接続するために必要な「用意するもの」になります。
▼「Nreal Air」はこちら
「Nreal Air」をPC/Macに繋いでアクティベーションする
▲続いては、「Nreal Air」をPC/Macに繋いでアクティベーションを行います。
「Nreal Air」は、最初にアクティベーションの作業を行わないと使うことができないので、PC(パソコン)かMac(マック)を用意しましょう。
「Nreal Air」に付属のUSB-Cケーブルを接続して、お使いのPC/Macと接続します。
ChromeまたはEdgeからアクティベーションのページを開いて、「接続する」を選択しましょう。
ウェブサイト: Nreal Air – Activation
「アクティベーションが完了しました」の画面が表示されれば成功です。
さらに詳しくはこちら: 「Nreal Air」をPC/Macでアクティベーションする方法!スマホ不要
「Nreal Air」と「iPad」を接続して使う
▲「Nreal Air」のアクティベーションが完了したら、次は「iPad」とUSB-Cケーブルで接続します。
USB-C端子を搭載しているのは、iPad mini、iPad Air、iPad Proの新しいモデルとなります。
「Nreal Air」に「iPad」を接続すると、「iPad」の画面がそのままミラーリングされて「Nreal Air」に表示されます。
「iPad」のホーム画面やアプリを表示する際の画面比率は「iPad」と同じ4:3となっています(iPad miniとiPad Pro 11インチは4:3より少し横長)。
操作は「iPad」の画面から直接行います。
▲試しに、「Netflix」のアプリで動画を再生してみました。
「Netflix」で動画を再生すると、画面比率が16:9のフルスクリーンに拡大されてかなりの大画面で再生されました。
「Netflix」で映画を再生してみましたが、フィルムグレインが見えるほどの大画面で、映画館と遜色ないほどの迫力で良い感じでした。
「Nreal Air」の画面サイズは4mで130インチに見えるようで、確かに普段見ている55インチのテレビと比べると倍くらいの大きさに見えました。
「Nreal Air」の画面解像度は両目で3840×1080ピクセルで、動画を見る際にはドットが見えることもなく鮮明に見えましたが、小さな文字を読む際は少し解像度が足りない感はありました。
「Nreal Air」の明るさは最大400nitsで意外と明るいのですが、日中の明る部屋ではちょっと見えづらいという印象でした。
音声は「Nreal Air」の内蔵スピーカーから出力されますが、こちらはそこまで迫力のある音ではありません。
ちなみに、動画の再生中に「iPad」をスリープ状態にしても再生が維持されるのは良い点だと思いました。
iPadにAirPodsも接続できる
▲「Nreal Air」にはスピーカーが内蔵されていますが、あまり音は良くありません。
そこで、「AirPods」を「iPad」に接続して使うことでもできます。
やり方は、まず「iPad」に「Nreal Air」を接続し、「AirPods」を耳に装着しておきます。
デフォルトの状態では「Nreal Air」のスピーカーが優先されてしまうので、コントロールパネルから①「音声出力のアイコン」を選択し、接続したい②「AirPods」を選択、③「AirPods」にチェックが入ったことを確認し、④音量調整のアイコンが「AirPods」になっていれば完了です。
これで、動画を視聴する際に「Nreal Air」から映像が出力され、「AirPods」から音声が出力されます。
▼「AirPods 第3世代」はこちら
メガネの上からかけると画面がオフになってしまう問題の対処法
▲メガネの上から「Nreal Air」をかけて使っていると、センサーが反応して画面がオフになってしまうことがよくあります。
そんな時は、「Nreal Air」のセンサー部分をマスキングテープで覆ってあげます。
これで、画面が常時オンになるのでメガネの上から「Nreal Air」をかけて使っていても画面がオフになってしまうことはありません。
ちなみに、メガネの上から「Nreal Air」をかけるのが鬱陶しいという場合は、コンタクトレンズを使うか、「Nreal Air」用の度付きレンズを使用しましょう(参考: 【公式指定店】Nreal Air度付きインサートレンズ 購入ページ)。
▼度付きレンズはこちら
Apple Glassが早く欲しい
▲「Nreal Air」に「iPad」を接続して使ってみて、動画視聴は大画面で迫力があることが分かりました。
ただ、「Nreal Air」は有線接続が必須で、いつも「iPad」を近くに置いておかないといけないのが面倒です。
やはり、外部接続不要で快適に使えるアップル純正の「Apple Glass」を発売して欲しいところです。
私の中では「ARスマートグラス」は「VRゴーグル」のように大して流行らないのではないかという懸念もありましたが、今回「Nreal Air」を使ってみた限りでは「これならいけそう」と思いました。
「VR」はゴーグルを被るのがめんどくさすぎてだんだん使わなくなってしまうのですが、「Nreal Air」くらいの大きさ・軽さのスマートグラスであればサングラス感覚で着脱できるので毎日使えると思います。
また、「ARスマートグラス」は「VRゴーグル」と違って視界が遮断されないことも良いと思います。
おそらくアップルから「Apple Glass」が発売されるのはまだ先になりそうなので、しばらくは「Nreal Air」と「iPad」で疑似「Apple Glass」として使っていこうと思います。
▼USB-C搭載の「iPad mini 第6世代」はこちら
▼「Nreal Air」はこちら
最後に
今回は、『「Nreal Air」に「iPad」を接続して疑似「Apple Glass」を体験!130インチで動画視聴』についてご紹介しました。
このように、「Nreal Air」に「iPad」を接続することで、「Apple Glass」を疑似体験することができます。
もちろん、「Nreal Air」に「iPad」を繋いでもミラーリングになるだけなので、MRの機能を使うことはできません。
しかしながら、「iPad」から「Netflix」などの動画を130インチの大画面で視聴するのは迫力があるのでオススメです。
あとは、早くアップルから「Apple Glass」が正式に発売されて欲しいです。
皆さんも、「Nreal Air」と「iPad」で疑似「Apple Glass」体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。