【ゲーム編】「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」レビュー!
今回は、「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」のレビュー「ゲーム編」についてご紹介します。
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」では、「A15 Bionic」チップの搭載、ストレージの最大容量が128GBに増加、RAMが4GBに増加するなどスペックが向上しています。
「Apple TV 4K」がここまで性能を上げてきた理由は、やはりゲームを遊んでもらうためだと思います。
そこで、実際に「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」でゲームを何本か遊んでみました。
そんなわけで今回は、「Apple TV 4K 第3世代(2022)のレビュー ゲーム編」について見ていきましょう。
こちらの記事もオススメです: 「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」レビュー!【開封・設置・初期設定編】
【ゲーム編】「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」レビュー!
コントローラーを接続
まずは、「Apple TV 4K」にゲームコントローラーを接続していきます。
「Apple TV 4K」に対応しているコントローラーは、
- PlayStation 4・5
- Xbox One・Series X
- Nintendo Switch
- MFi
となっています。
コントローラーをお持ちでない方はサードパーティ製品を安価に入手することもできます(参考: iPad、Apple TV対応コントローラー「FONLAM HD-6500」がコスパ最高!iOS、Switchにも)。
コントローラーを用意したら、まずペアリングモードにしておきます。
「Apple TV 4K」にコントローラーを接続するには、ホーム画面から「設定」→「リモコンとデバイス」→「Bluetooth」の順に開きます。
接続したいコントローラーを選択して「接続済」と表示されたら準備完了です。
詳しくはこちら: 「Apple TV」対応の8種類のゲームコントローラー!PlayStation、Xbox、Switch、MFi
▼Apple TV対応コントローラー「DualSense」はこちら
ストレージが128GBに増加
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」でゲームを遊んでみてまず最初に気づいたことは、ストレージが128GBに増えたことでアプリを沢山インストールできるようになったことです。
私は「第2世代 (2021)」では32GBを使っていたので、すぐに容量がいっぱいになってしまい、ゲームアプリを消したり入れたりを繰り返さないといけませんでした。
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」ではアプリを入れても入れても全然余裕なので、とりあえず気になったゲームはどんどんインストールできるのが良い点です。
A15で処理能力が向上
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」では新しく「A15 Bionic」チップが搭載されています。
これは「iPhone 13・14」や「iPad mini 第6世代」などに搭載されているものと同じですが、「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」のものは5コアCPU、5コアGPUとなっています(参考: AppleのA15 Bionicチップを搭載し、HDR10+に対応した新型Apple TV「Apple TV 4K (第3世代)」をチェック | Apple TV | Mac OTAKARA)。
実際に「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」でゲームを何本かプレイしてみたところ、「第2世代 (2021)」よりも処理能力の向上が感じられました。
また、ゲームを遊んでいて処理落ちを繰り返したりクラッシュするようなこともあまりなく安定して動作していました。
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」は、カジュアルゲームであれば快適に遊べると思います。
Apple OneでArcadeも
すでに「Apple One」に加入してる方は、「Apple Arcade」が利用できます。
「Apple Arcade」は200本近くのゲームが遊び放題でプレイできるサブスクリプションサービスです。
そして「Apple TV 4K」では「Apple Arcade」のゲームをテレビの画面で遊ぶことができます。
「Apple Arcade」を単体で契約してる人はあまりいないかもしれませんが、「Apple One」を契約している人は結構いると思うので、「Apple TV 4K」でゲームを遊ぶ際はぜひ利用してみましょう。
グラフィックはそれなり?
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」は「A15 Bionic」チップを搭載していますが、過度な期待は禁物です。
「A15 Bionic」は高性能とは言ってもモバイル用の省エネに特化したチップなので、大画面4Kテレビでゲームを遊ぶとグラフィックはそれなりに見えます。
「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」の大抵のゲームは1080pの30fpsや60fpsで動作していることが多く、稀に4K対応のものがあるという程度です。
そのため、「Apple TV 4K」はあくまでもカジュアルなゲームを遊ぶためのものと考え、当然ながら「PS5」、「Xbox Series X」などの次世代ゲーム機のようなグラフィックを期待しないようにしましょう。
動画プレイリストはこちら: 「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」ゲームプレイ映像
パフォーマンスを求めるならPS5版を
「Apple TV 4K」で遊べるゲームは、「PS5」でも販売されているものが一部あります。
例えば、「The Pathless (ザ・パスレス)」というオープンワールドゲームは「Apple Arcade」版の他にもPS5、Steamなどで購入できます。
「The Pathless」は処理能力が求められるゲームで、「Apple TV 4K」版ではパフォーマンスがあまりよくありませんが、「PS5」版では高解像度、高フレームレートで快適に遊ぶことができます。
そのため、まずは「Apple Arcade」版で遊んでみてもっと高いパフォーマンスで遊びたいと思った場合は、「PS5」版を買うのもアリだと思います。
Arcadeの非対応ゲームがある?
「Apple TV 4K」は「Apple Arcade」の全てのゲームが対応しているわけではありません。
「Apple Arcade」のいくつかのゲームはiPhone・iPadのみの対応となっていて「Apple TV 4K」には非対応です。
ゲームアプリが「Apple TV 4K」に対応するかどうかはデベロッパー側の方針で決まるため、「Apple Arcade」のゲームでも対応しているものと非対応のものがあるようです。
iPhone・iPadのゲームをもっと遊びたい
「Apple TV 4K」ではiPhone・iPadに比べると遊べるゲームの数が限られています。
実際にiPhone・iPadのApp Storeで人気のゲームのほとんどは、「Apple TV 4K」では遊ぶことができません。
この問題はなかなか深刻で、かつて2016年頃に「マインクラフト」が「Apple TV」対応したものの(参考: 「Apple TV」で「Minecraft」がプレイ可能に – CNET Japan)、当時は対応コントローラーの数も少なくプレイの敷居が高かったためか、結局「マインクラフト」は「Apple TV」から撤退しました(参考: 『マインクラフト』Apple TV版が更新終了。理由はプレイヤーの少なさ – AppBank)。
現在は「Apple TV 4K」に対応するコントローラーの数も多く、デバイスのスペックも整えられているため以前よりゲームを遊びやすくなっています。
あとは、デベロッパーのコストが増えないようにアップル側から何かしらの対応策が必要です。
せめてiPhone・iPadのゲームアプリが互換モードで動くようになれば、「Apple TV 4K」の活用の場ももっと増えると思います。
2万円のゲーム機になれる?
今回「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」でゲームを遊んでみた感想としては、約2万円の優秀なゲーム機になれるチャンスがあると思いました。
新型は「A15 Bionic」チップ、最大「128GBストレージ」、「RAM 4GB」の搭載によって、スペック面ではすでにニンテンドースイッチを超えています。
あとはどれだけゲームソフトを集められるかが重要です。
現状では「Apple Arcade」のインディーゲームがテレビで遊べるのが楽しいのですが、iPhone・iPadに比べると対応ゲームの数が少ないのが課題です。
今後は「Apple Arcade」の新作をどんどん追加してもらうことに加えて、iPhone・iPadの人気ゲームが遊べるようになっていけば、「Apple TV 4K」は優秀なゲーム機になれるのではないでしょうか。
▼「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」はこちら
▼Apple TV対応コントローラー「DualSense」もオススメです
最後に
今回は、『【ゲーム編】「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」レビュー!』についてご紹介しました。
このように、新しい「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」は、「A15 Bionic」チップ、最大「128GBストレージ」、「RAM 4GB」を搭載したことで、よりゲームプレイに適したデバイスとなりました。
実際に「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」でゲームを遊んでみた感想としては、「Apple Arcade」のカジュアルゲームがテレビの画面で安定した動作で遊べるのが良いと思いました。
しかしながら、現状では「Apple TV 4K」で遊べるゲームアプリの数が限られていることが課題のため、今後は「Apple Arcade」の新作やiPhone・iPadの人気ゲームが「Apple TV 4K」でも遊べるようになることが求められます。
皆さんも、新しい「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」で、動画の視聴やゲームなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もオススメです: 「Apple TV 4K 第3世代 (2022)」レビュー!【開封・設置・初期設定編】