iPadで「電話」をする4つの方法!スマホがなくても大丈夫?【2023】
今回は、「iPadで電話をする方法」についてご紹介します。
アップルの販売するタブレット端末である「iPad (アイパッド)」は、さまざまなことができる便利なデバイスです。
「iPad」にはセルラー対応モデルが販売されているので、「iPad」の携帯電話回線を使って外で通信することもできます。
そんな中、「iPadで電話はできるの?」と気になっている方もいると思います。
例えば、スマホが手元にないときや、「iPad」で作業をしながらそのまま通話をしたいときなど、様々なシチュエーションで「iPad」で電話したいときもあるためです。
結論から言うと、「iPad」はセルラー電話の機能には対応していません。
しかしながら、「iPad」でも「iPhone」を経由して電話をしたり、「FaceTime」やアプリを使うことで通話ができます。
そんなわけで今回は、「iPadで電話をする4つの方法」について見ていきましょう。
iPadで電話をする4つの方法
iPadでセルラー電話はできない
そもそも、「iPad」で電話はできるのでしょうか?
「iPad」には、「Wi-Fiモデル」の他に携帯電話回線に接続できる「セルラー対応モデル」があるので、「もしかするとiPadで電話もできるのではないか」と思いがちです。
しかしながら、結論から言うと「iPad」でセルラー電話をすることはできません。
「iPad」のセルラー対応モデルについてですが、ソフトバンクのサイトには、
iPad には通話機能はありませんが、データ通信を行うために電話番号「モバイルデータ通信番号」(または「データ通信契約番号」)が設定されています。
[iPad]電話番号(契約番号)を確認する方法を教えてください。
と記載されています。
つまり、「iPad」のセルラー対応モデルは、データ通信専用で電話の機能がないのです。
一応携帯ショップで「iPad」を契約すると「iPad」用の電話番号が与えられるのですが、この電話番号にかけても電話はつながりませんし、電話をかけることもできません。
そう聞くと、「iPadで電話をするのは諦めた方がいいの?」と思うところなのですが、まだ他にも方法はあります。
「iPad」でもiPhoneを経由したり、FaceTimeやアプリを使うことで通話をすることは可能なのです。
そんなわけで、次は実際に「iPadで電話をする方法」について詳しく見ていきましょう。
▼「iPad 第10世代」はこちら
▼「iPad 第9世代」はこちら
iPadで電話する方法1. iPhoneを経由する
1つ目のiPadで電話をする方法は、「iPhoneを経由する」です。
「iPhone」を使っている人は、「iPhone」を経由して「iPad」で電話をすることができます。
例えば、「iPhone」にかかってきた電話を「iPad」から受けたり、逆に「iPad」から「iPhone」の電話番号を使って発信することができます。
「iPhone」の電話を「iPad」で着信するためには、「iPhone」と「iPad」で同じApple IDを使っていることと、「iPad」のFaceTimeがオンになっていること、そして「iPhone」と「iPad」が近くにあることなどが条件になります。
「iPad」でiPhone経由で通話をするには、お使いの「iPhone」と「iPad」の両方で設定をする必要があります。
▲まず「iPhone」側に必要な設定は、「設定」の「電話」から「ほかのデバイスでの通話」をオンにすることです。
▲「iPad」側に必要な設定は、「設定」の「FaceTime」から、「iPhoneから通話」をオンにしましょう。
これで「iPhone」を経由して「iPad」で電話をすることができます。
「iPhoneから通話」がオンになっていると、iPhoneで着信した際に「iPad」にも着信画面が表示されて、そのまま受け取るとiPadで電話ができます。
逆にiPadから電話をかけたいときは、「FaceTime」のアプリからオーディオの項目で発信することが可能です。
このように、iPadで電話する方法の1つに「iPhoneを経由する」があります。
iPadで電話する方法2. FaceTimeオーディオを使う
2つ目のiPadで電話をする方法は、「FaceTimeオーディオを使う」です。
「FaceTime(フェイスタイム)オーディオ」は、アップル製品同士で無料通話ができる機能です。
「FaceTimeオーディオ」は、「iPhone」がなくても、Apple IDがあれば利用できます。
「FaceTimeオーディオ」での通話には、Apple IDに紐付けされたメールアドレスか、電話番号を使って発信・着信を行います。
ちなみに、「FaceTimeオーディオ」は、相手がiPhone、iPad、iPod touch、Macのいずれかのアップル製品を使っていて、かつ設定で「FaceTimeオーディオ」がオンになっている必要があります。
相手がアップル端末を使用していない場合は、「リンクを作成」の機能でWebブラウザから参加してもらうこともできます。
▲「FaceTimeオーディオ」の使い方は、まず「iPad」の「設定」を開き、「FaceTime」の項目をオンにしましょう。
続いては具体的に「FaceTimeオーディオ」の使い方を見ていきましょう。
▲まずホーム画面から、「FaceTime」のアプリを開きます。(緑色のカメラのアイコンです)
FaceTimeを開いたら、「新しいFaceTime」のボタンを押しましょう。
「新しいFaceTime」を押したら、「FaceTimeオーディオ」をかけたい相手の電話番号、またはメールアドレスを入力するか、連絡先から追加しましょう。
※「FaceTimeオーディオ」は、相手がiPhone、iPad、iPod touch、Macのいずれかを使っていて、かつ設定でオンになっている必要があります。
▲相手を選んだら、「オーディオ(Audio)」のボタンを押して発信しましょう。
この他にも、「連絡先」のアプリを開いて、相手の連絡先の「FaceTime」と書かれている項目の受話器ボタン📞をタップすることでも「FaceTimeオーディオ」で発信することができます。
また、相手がアップル端末を使用していない場合は、「リンクを作成」の機能でWebブラウザから参加してもらうこともできます。
「FaceTimeオーディオ」は、通話料金が一切かかりません。
モバイルデータ通信を使っている場合はデータ通信量を少し消費しますが、電話代そのものは全くかからず、完全に無料です。
「FaceTimeオーディオ」を利用するためには、相手がiPhone、iPad、iPod touch、Macを使っていて、かつFaceTimeの設定をオンにしている必要があります。
そのため、Android端末を使っている相手には発信することができないのですが、「リンクを作成」の機能を使うことでWebブラウザから参加してもらうこともできます。
ちなみに、「FaceTimeオーディオ」はお互いがインターネットにさえ繋がっていれば利用できるので、海外や宇宙にいても利用することができます。もちろん、電話代はかかりません。
このように、iPadで電話する方法の1つに「FaceTimeオーディオを使う」があります。
iPadで電話する方法3. サードパーティーの通話アプリを使う
3つ目のiPadで電話をする方法は、「サードパーティーの通話アプリを使う」です。
「iPad」では、サードパーティー製のアプリを使うことで、無料通話を利用することができます。
「iPad」対応の無料通話アプリには、「スカイプ」、「メッセンジャー」、「LINE」、「ZOOM」などなどがあります。
もちろん、サードパーティーアプリで通話をする場合は、相手も同じアプリを使っている必要があるので注意が必要です。
相手が同じサービスを利用している場合は、スマホやタブレット、パソコンなど、相手のプラットフォームを問わずに発信することができます。
サードパーティーの通話アプリを利用するためには、アプリをインストールし、それぞれのサービスのアカウントを作成する必要があります。
※ちなみに、「ZOOM」の場合は、アカウントがなくてもゲストとして参加することもできます。
通信アプリを使った通話には電話代は一切かかりませんが、セルラー通信を使っている場合はパケット通信料を消費する、いわゆるギガが減ります。
ちなみに、これまではサードパーティーの通信アプリで通話をすると、通知のバナーが表示されるだけだったので、通話がかかってきていることに気付きにくいという欠点がありました。
これが、iOS 10からは「CallKit」によってVoIPに対応したので、通信アプリからの着信も、電話や「FaceTimeオーディオ」のように全画面表示で着信音を鳴らしてくれる仕様になりました。
続いては、日本でポピュラーな「LINE」をiPadで使う方法を見ていきましょう。
▲iPad版のLINEを利用するためには、まずiPadのホーム画面からLINEを起動し、「QRコードでログイン」を選択します。
▲「QRコードでログイン」を選択したら、iPadの画面にQRコードが表示されるのでスマホのLINEを開いてQRコードを読み取りましょう。
これで、「iPad」からLINEが利用できるようになります。
ちなみに、iPad版のLINEからはアカウントの作成ができないので、まずはスマホ版のLINEからアカウントを作成する必要があります。
このように、iPadで電話する方法の1つに「サードパーティーの通話アプリを使う」があります。
iPadで電話する方法4. 「050 plus」を使う
4つ目のiPadで電話をする方法は、「050 plusを使う」です。
「iPad」では、NTTコミュニケーションズの「050 plus」というサービスを使って、固定電話、携帯電話に電話をかけることができます。
参考: 「iPad mini」でおトクに通話の「050 plus」を設定してみました。 | ふーたらのページ
このように、iPadで電話する方法の1つに「050 plusを使う」があります。
▼「iPad 第9世代」はこちら
▼有線のマイク付きイヤホン「EarPods」はこちら
▼無線のマイク付きイヤホン「AirPods」はこちら
最後に
今回は、『iPadで「電話」をする4つの方法!スマホがなくても大丈夫?【2023】』についてご紹介しました。
このように、iPadで電話をする方法には、①iPhoneを経由する、②FaceTimeオーディオを使う、③サードパーティーの通話アプリを使う、④「050 plus」を使うの4つがあります。
もちろん、「iPad」はそもそも電話をすることを想定した作りになっていないので、受話口が付いていません。
そのため、「iPad」で電話をする際はスピーカーを使うか、EarPods、AirPodsのようなマイク付きイヤホンを接続して使うなどの工夫が必要になります。
最近は「iPad」でほとんどの作業をこなす人も増えていると思います。電話をする際は、いちいちスマホを手に取らずに「iPad」から直接電話をするのもありですね。
さあ、皆さんも「iPad」から快適に電話を利用してみてはいかがでしょうか。