Apple Watch Series 3よりもSeries 2を安く買った方がベターかも?
新しい「Apple Watch Series 3」が登場し、新たにセルラー通信に対応したことで話題を呼んでいます。この流れから、「Apple Watchを買ってみようかな」と興味を持っている方も多いかもしれません。
しかし、実はセルラー通信の対応にこだわらないのなら、Series 3よりもSeries 2を安く買った方がベターかもしれないのです。そこで今回は、「Apple Watchを買うなら、あえてSeries 3ではなくSeries 2を買った方がベターかもしれない理由」をご紹介します。
Apple Watch Series 3よりもSeries 2を安く買った方がベターかも?
理由1. Series 3の登場でSeries 2の価格が暴落する?
1つ目の理由は、「Series 3の登場でSeries 2の価格が暴落するかもしれない」ことです。
これは、2016年にApple Watch Series 2が発売されたとき、初代(Series 0)の価格が暴落したためです。そして今では中古市場に初代Apple Watchが1万円台で叩き売りされています。この傾向が今回も当てはまるなら、Series 3の登場によって、Series 2の価格が暴落する可能性は十分にあるのです。
さらに、Series 2は$369からだったアップルの販売価格も、Series 2からは$329からに値下げされています。新モデルがより安価で提供される以上は、旧モデルは更なる値下げを余儀なくされるわけです。おそらく今後Series 2は、中古市場で2万円台で入手できるようになると予想されます。
理由2. Series 3とSeries 2の機能差が少ない?
2つ目の理由は、「Series 3とSeries 2の機能差が少ない」ことです。
実はセルラー対応という条件を除けば、Apple Watch Series 3とSeries 2の間にはそれほど劇的な機能差は存在しません(参考: Apple Watch Series3が登場!Series 2との違いをまとめてみた)。どちらもGPS内蔵ですし、Apple Pay(Suica等)にも対応しています。また、心拍数測定などの機能も全く同じものなので、これらの機能を求めている人にとってはSeries 2でも十分と言えるのです。
唯一違うのは、プロセッサがS3で70%高速になっていることと、Siriの音声フィードバックがあることです。そのため、Apple WatchでアプリやSiriをゴリゴリ使いたい人にはSeries 3の恩恵が得られますが、フィットネストラッカーやApple Payの機能を使いたいだけならSeries 2でも問題ないかもしれません。
理由3. 本命はSeries 4?
3つ目の理由は、「本命はSeries 4にあるかもしれない」ことです。
Apple Watchは2015年に登場して以来、変わらずに同じデザインを採用し続けています。そしてGPS対応やセルラー対応はあったものの、根幹を揺るがすような劇的な変更はまだ行っていないのです。
さすがに「第4世代になっても大きな変化がない」、というのはこれまでのアップル製品のやり方からは考えられないことなので、次のSeries 4でデザインの刷新を行ってくる可能性が高いのです。また、かねてからApple Watchに血糖値の測定機能を追加するという情報も出ているので、次のSeries 4にこのような機能が新搭載される可能性もあります。
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最後に
今回は、「Apple Watchを買うなら、あえてSeries 3ではなくSeries 2を買った方がベターかもしれない理由」についてご紹介しました。
もちろん、買いたい時が買い時なので、いつどの製品を買うのかはユーザーの自由です。1つ引っかかることは、アップルは今回ストアからSeries 2の販売を終了させましたが、Series 1をエントリーモデルとして残していることです。
Series 2を廃止してSeries 1を残したのは、やはりSeries 2とSeries 3の間にはそれほど大きな差がないことをそれとなく隠すためなのかもしれません。「Apple Watchを買ってみようかな?」と思っている方は、ぜひ安くなったSeries 2を狙ってみてはいかがでしょうか。
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