iOS12に望む5つの機能を大予想!PC/Macを超えるためには何が必要?

新しいiPad Proの「A10X」や、iPhone 8、Xの「A11 Bionic」などのプロセッサは、すでにインテルCore i5を搭載したMacBook Proを凌ぐスペックであると話題になっています(参考: iPhone 8/Xの「A11 Bionic」はMacBook ProのIntel Core i5を凌駕する性能を持つ)。

このように、ハードウェアスペックの面ではすでにPC/Macを超え始めているiOSデバイスですが、まだまだOSレベルの制約が多いためその本領を発揮できていないように思えます。

そこで今回は、2018年に登場するであろう、「iOS12に望む5つの機能」について考えてみようと思います。iPhoneやiPadといったiOSデバイスが、今後PC/Macを超えるためには何が必要なのでしょうか。

※追記: iPadOS13で全て対応しました。

iOS12に望む機能

1. マウス対応

1つ目のiOS12に望む機能は、「マウス対応」です。

A10XやA11 Bionicによって、いくらiOSデバイスのハードウェアスペックが良くなっても、マウスに対応しない限りは一生PC/Macに追いつくことはできません。そこで、OSレベルでの正式なマウス対応が求められているのです。iOSがマウスに対応すれば、操作が複雑なFinal Cut ProやAdobe CCなどのソフトも、無理にタッチUIに適応しなくても「マウス必須」を条件にすることですんなりiOS環境に対応できます。

アップルから発売されている純正のMagic MouseやMagic TrackpadがiOS対応することはもちろんですが、ついでにトラックパッドを搭載したSmart Keyboard with Trackpadなんかが登場するといいですね。iOSのマウスはあくまでもオプション扱いで、必要なユーザーだけ接続して利用するかたちで対応するのがいいかもしれませんね。

2. フォント管理機能

2つ目のiOS12に望む機能は、「フォント管理機能」です。

現状のiOSデバイスでも、AnyFontというアプリでプロファイル機能を使ってフォントのインストールを擬似的に対応することは可能です。しかし、非公式なやり方であることに加えて、とても使い勝手が悪いので、やはりOSレベルで公式に対応して欲しいものです。Macに標準搭載されている「Font Book」というフォント管理システムを、iOS向けに改良して搭載されるといいかもしれません。

iPad ProはApple Pencilがとても優秀なので、iPad Proでデザイン系の仕事をする人も増えています。しかし、フォント管理の機能が不十分なので、結局「仕上げはMacで」というパターンも多いようです。iOSにフォント管理機能が搭載されれば、iPad Pro1台でデザインの仕事を完結できるようになっていくことにも期待されるのです。

3. サブディスプレイに対応

3つ目のiOS12に望む機能は、「サブディスプレイに対応」です。

iPad Proの画面サイズは最大でも12.9インチなので、もっと大きなディスプレイで作業したいユーザーのために、外部ディスプレイに接続してサブディスプレイとして使えるように対応するといいですね。

現状でもAirPlayやHDMI接続をすればiOSデバイスの画面をそのままミラーリングすることはできますが、これは所詮ミラーリングであって、セカンドディスプレイにはならないのです。特に写真を細部までチェックしたいフォトグラファーの方などにはニーズのある機能なのではないでしょうか。

4. 外付けストレージに対応

4つ目のiOS12に望む機能は、「外付けストレージに対応」です。

現在でも、サードパーティ製アプリを使うことで擬似的に外付けストレージに対応することはできますが、いかんせん使い勝手が悪いので、OSレベルでの対応に期待がされます。iOS11から対応した「Files (ファイル)」で直接外付けデバイスのデータを出し入れできるようになると理想的です。

アップルとしては、外付けストレージよりiCloudを使って欲しいという思いもあるかもしれませんが、iCloudは最大2TBしかないのがネックです。特に映像制作関連で使いたい人なんかは、3〜4TBクラスの容量はザラに使います。そのため、やはり外付けHDDのような大容量の外部ストレージが必要になってきます。

特に、今後マウス対応によってFinal Cut Proなどの動画編集アプリが動くようになるとすれば、次はストレージが足りないという問題が必ず発生します。そう考えると、やはり外付けストレージの対応は求められてくるでしょう。

5. USB-Cに対応

5つ目のiOS12に望む機能は、「USB-Cに対応」です。

これは、もはやOSではなくハードウェアレベルの対応になってしまいますが、iPad ProのLightning端子をUSB-Cに変更して、あらゆるUSB機器をiPad Proでも使えるようになると理想的です。

特に楽曲制作関連で使いたい人にとっては、PC/Mac向けのオーディオインターフェースをiPadに繋いで使いたいというニーズがあるはずです。そう考えると、汎用性の低いLightning端子はさっさと切り捨てて、USB-Cへ切り替えた方がベターなのかもしれません。

iPhoneは「Qi」のワイヤレス充電に対応したので、もはやiPhoneに関してはLightning端子すら必要ないのかもしれませんね。

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最後に

今回は、「iOS12に望む5つの機能」についてご紹介しました。

アップルはiOS11によってiPad ProをPC/Macの方向へ進化させることに舵を切りました。おそらく、次のiOS12、iOS13ではよりiOSデバイスがPC/Macに近づき、そしていずれは超えていくようになるのでしょう。

PC市場の販売台数は年々低下を続けており、これ以上の成長は困難になってきています。アップルとしても、衰退していくMacの代わりにiOSデバイスにその役目を担ってもらおうと考えているのかもしれませんね。

2018年に登場予定のiOS12がどのような進化を遂げるのか楽しみですね。