「PS5」のソフトが売れない4の理由!所有者は何をしている?
「PS5」のソフトが全然売れていないようです。
「PlayStation 5 (プレイステーション・ファイブ)」は、2022年11月で発売2周年となりますが、いまだに入手困難な状況が続いています。
さらに、2022年9月15日からは「PS5」、「PS5 デジタル・エディション」ともに¥5,500値上げされることが発表され、ますます購入しづらい状況になりそうです(参考: プレイステーション 5、5,500円の値上げを発表 – GAME Watch)。
「PS5」は、日本では190万台程度が普及しているのですが(参考: 【ソフト&ハード週間販売数】2週連続で『Nintendo Switch Sports』が首位を獲得! 新作の『カービィのグルメフェス』もランクイン【8/15~8/21】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com)、ソフトの売り上げを見てみるとなかなか面白い事実が発覚しました。
日本市場の「PS5」のソフトで最も売れたのは「グランツーリスモ7」の約15万7千本、その次が「ELDEN RING」の約12万7千本、そしてその次が「バイオハザード ヴィレッジ」の約7万4千本となっています(22年8月時点 参考: ハード別ソフト売上データ|ゲーム売上定点観測)。
このように日本の「PS5」のソフトは最大でも15万本程度で、一体なぜこんなに少ないのか、「PS5」の所有者は何をしているのか気になるところです。
そこで今回は、「PS5のソフトが売れない4の理由」について見ていきましょう。
「PS5」のソフトが売れない4の理由
「PS5」のソフトが売れない理由1. PS4のソフトを遊んでいる?
1つ目のPS5のソフトが売れない理由は、「PS4のソフトを遊んでいる?」です。
「PS5」は、前世代機の「PS4」とソフトの互換性があるので、「PS4」のほとんどのソフトが「PS5」でも遊べます。
▲現状では「PS5」専用ソフトが少なく、逆にこれまでに発売された数多くの「PS4」の名作ソフトをまだプレイしていないというユーザーも多いと思います。
そのため、「PS5」を買ったけど遊んでいるのは「PS4」のソフトという人が多いのかもしれません。
「PS5」のソフトが売れない理由2. ダウンロード版を買っている?
2つ目のPS5のソフトが売れない理由は、「ダウンロード版を買っている?」です。
一般的に、ファミ通などのサイトで公開されているゲームソフトの販売本数は、パッケージ版のみの数でダウンロード版は含まれていません。
そのため、「PS5」のソフトの売り上げが少ないように見えても、実際にはダウンロード版が売れている可能性もあります。
とは言っても、日本における「PlayStation」のソフトのダウンロード版の比率はだいたい30〜40%程度(ディスク版が70〜60%)であるので(参考: 2019年ダウンロード売上|ゲーム売上定点観測)、ダウンロード版の本数を加算したとしても「グランツーリスモ7」は約22〜26万本程度と、どっちにしても多くはないと言えます(ディスク版15.7万本×1.42、ディスク版15.7万本×1.66)※100/70=1.42…、100/60=1.66…。
また、最近のPSはダウンロード率の方が高いという情報もあるので(参考: 全世界のPSユーザーの動向とプレイ状況を俯瞰して各リージョンの流行を知る。F2Pやオンラインマルチは世界でも人気なのか【CEDEC2022】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com)、ダウンロード率60%、ディスク率40%と仮定すると「グランツーリスモ7」の売上は40万本弱程度となります(ディスク版15.7万本×2.5)※100/40=2.5のため。
「PS5」のソフトが売れない理由3. 買ったものの全然起動していない?
3つ目のPS5のソフトが売れない理由は、「買ったものの全然起動していない?」です。
これは少し悲しい理由ですが、張り切って「PS5」を買ったものの全然起動していないというパターンです。
「PS5」はまだドラクエ、FF、モンハンなどの有名ソフトのメインシリーズが出ていないので(スピンオフはありますが)、「PS5を買ったけど遊びたいソフトがない」と本体を起動すらしなくなった人が多いのでしょうか。
▲とは言っても、一応「バイオハザード」、「グランツーリスモ」、「フロムソフトウェア」といった人気シリーズの最新作はすでに発売されていることに加えて、「PS4」時代の数多くの名作ソフトも遊べるので、この理由はあまり当てはらないと信じたいです。
「PS5」のソフトが売れない理由4. 買ってるのは転売屋で遊びたい人に全然届いてない?
4つ目のPS5のソフトが売れない理由は、「買ってるのは転売屋で遊びたい人に全然届いてない?」です。
これは意外としっくりとくる理由で、「PS5」は店頭に在庫が入荷しても、ある程度の資本力と行動力がある転売ヤーによって買い占められているため、普通に遊びたい一般ユーザーの元に行き渡っていないのではないかということです。
最近は転売対策として抽選の応募にアプリの会員登録が必要なケースなども多くなっていますが、こんなものは組織的に工作をすればいくらでも偽装できるため、あまり意味がないとも言えます。
▲メルカリやヤフオクなどを見てみると、いまだに新品の「PS5」が数多く出回っていることからも、まだ転売ヤーが元気に活動しているようです。
そのため、早くまともに生産して買いたい人が普通に買えるようにしてほしいところですね。
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▼「PS5 デジタル・エディション」はこちら
最後に
今回は、『「PS5」のソフトが売れない4の理由!所有者は何をしている?』についてご紹介しました。
このように、「PS5」のソフトが売れない理由としては、①PS4のソフトを遊んでいる?、②ダウンロード版を買っている?、③買ったものの全然起動していない?、④買ってるのは転売屋で遊びたい人に全然届いてない?などがあります。
日本では「PS5」が190万程度普及しているはずなのですが(22年8月時点)、ソフトが全然売れていないハッキリとした理由は不明です。
おそらく、「PS5」で「PS4」のソフトを遊んでいる人が多いのだと思いますが、転売ヤーたちが「PS5」の在庫を抱えているためアクティブユーザーが少ないという理由もなくはないと思います。
いずれにしても、まずは「PS5」をまともに生産して普通に買える状況にするのが大切ですね。