「PS5」が日本で売れるには何が必要?3つのプランを提案
「PS5」が日本で売れるには何が必要なのか、3つのプランを考えていきましょう。
「PlayStation 5 (プレイステーション・ファイブ)」は、日本では190万台程度しか普及していませんが(22年8月末時点)、9月からの値上げで更に厳しくなることが予想されます。
ソニーは2022年中に「PS5」の生産を増やすと発表したものの、9月現在いまだに入手困難な状況が続いています。
このままでは、「PS5」は日本市場から消えていく可能性もあるので、早急に対策をする必要があります。
そこで今回は、「PS5が日本で売れるには何が必要?」について見ていきましょう。
「PS5」が日本で売れるには何が必要?
「PS5」が日本で売れるためのプラン1. PS5の生産数を増やす
1つ目のPS5が日本で売れるためのプランは、「PS5の生産数を増やす」です。
「それができるならとっくにやっている」と言われそうですが、現状の「PS5」の生産数があまりにも少なすぎるので、もう少しマシにしないとどうにもなりません。
「PS5」は出荷分が全て完売している状態ですが、だいたい週に1〜2万台程度、調子が良い時は3〜4万台程度の売り上げとなっています。
つまり、そもそも週に1〜2万台程度しか生産できていない、あるいは海外市場ばかりを優先して日本には全然供給してくれないことも考えられます。
一応、ソニーからは2022年中に「PS5」の生産数を増やすと発表されています(参考: PS5の販売台数が2000万台を突破したことが明らかに 生産台数の大幅な引き上げも予定)。
とは言っても、今年は残りあと3ヶ月なのですがいつになったら増えるのでしょうか。
「PS5」が日本で売れるためのプラン2. Xbox Series Sのような安価なモデルを用意する
2つ目のPS5が日本で売れるためのプランは、「Xbox Series Sのような安価なモデルを用意する」です。
マイクロソフトの「Xbox Series S」は、出力を1440pに抑えることで¥32,978と安価で販売(スイッチと同じ値段)されていることに加えて、「Xbox Series X」と同じソフトが遊べるので人気を得ています。
「PS5」は4K HDRに対応しているのが売りの一つですが、実際のところ「4Kテレビ・モニターを持っていない」、「フルHDやWQHD(2.5K)で十分」という人も多いと思います。
また、ぶっちゃけ4Kはオーバースペックなのでいらないと感じている人も多いと思うので、1080p(1920×1080)や、1440p(2560×1440)程度まで出力を抑えた安価なモデルの「PS5」が求められるのです。
これは意外とアリなプランで、日本市場ではむしろこっちの方が売れる見込みがあると思います。
スペックを抑えた安価なモデルである「PS5 Lite (仮)」のようなものを用意して3〜4万円程度で販売すれば、ライバルのスイッチなどと価格面で張り合うことができるようになるのではないでしょうか。
もちろん、「それはもはやPS4やPS4 Proだろ」と突っ込まれそうなのですが、実際のところ「PS4」や「PS4 Pro」くらいのスペックで十分と思っている人も多いのではないかと思います(スイッチの売れ行きを見ても)。
ましてや、「PS4」、「PS4 Pro」はまだまだ需要があるもののさっさと生産終了してしまったために中古価格が高騰している状態です。
そのため、1080p〜1440pで十分なユーザー層には現状では「PlayStation」の選択肢が無いので、代替品として「PS5 Lite (仮)」を用意するのは理にかなっています。
「iPhone」も通常のナンバリングシリーズに加えて、最新スペックを追求したProシリーズ、そしてライトユーザー向きのSEシリーズを用意して幅広いユーザーを獲得しています。
このように、「PS5」も複数のモデルを用意してユーザーに選択肢を与えることが売れるために必要なことではないでしょうか。
「PS5」が日本で売れるためのプラン3. ドラクエ、FF、モンハンなどの新作を出す
3つ目のPS5が日本で売れるためのプランは、「ドラクエ、FF、モンハンなどの新作を出す」です。
ゲームユーザーがハードを買う最大の理由は、やはり遊びたいソフトがあるかどうかです。
そのため、ドラクエ、FF、モンハン、キングダムハーツ、メタルギア辺りの日本で人気のあるタイトルの新作が「PS5」で発売されていけば自ずとハードも売れると思います。
これまで日本でヒットした「PS4」のタイトルをおさらいすると、
- モンスターハンター:ワールド … 196万本
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて … 137万本
- ファイナルファンタジーXV … 104万本
- ファイナルファンタジーVII リメイク … 95万本
- キングダム ハーツIII … 86万本
- メタルギアソリッドV ファントムペイン … 44万本
- NieR:Automata … 41万本
- バイオハザード RE:2 … 40万本
- ペルソナ5 … 40万本
- 龍が如く6 命の詩。… 37万本
となっています(参考: PlayStation4‥歴代ヒットしたゲームソフトって何? – エンタメ生活 PRiVATE LIFE)。
すでに発表されている「PS5」の新作ソフトとしては、
- クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン … 2022年12月13日
- Forspoken … 2023年1月24日
- 龍が如く 維新!極 … 2023年2月22日
- バイオハザード RE:4 … 2023年3月24日
- ファイナルファンタジーXVI … 2023年夏
- ファイナルファンタジーVII リバース … 2023年冬
- 龍が如く7外伝 名を消した男 … 2023年
- PRAGMATA (プラグマタ) … 2023年
- エグゾプライマル … 2023年
- 龍が如く8 … 2024年
- Rise of the Ronin … 2024年
- ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎 … 未定
- キングダム ハーツIV … 未定
といったタイトルが日本でヒットする見込みがあります。
しかしながら、「モンスターハンター:ワールド2 (仮)」、「メタルギアソリッドVI (仮)」、「ペルソナ6 (仮)」などはまだ発表すらされていない状態です。
やはり、日本で「PS5」がもっと売れるためには、日本でヒットしそうなタイトルをもっとリリースする必要があるので、新作ソフトのラインナップの充実をもっと頑張ってほしいですね。
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最後に
今回は、『「PS5」が日本で売れるには何が必要?3つのプランを提案』についてご紹介しました。
このように、日本で「PS5」が売れるには①PS5の生産数を増やす、②Xbox Series Sのような安価なモデルを用意する、③ドラクエ、FF、モンハンなどの新作を出すなどがあります。
まずは「PS5」の生産数を増やして、毎週安定して供給してもらう必要があります。
また、「PS4」難民を救済するために、「Xbox Series S」のようなスペックを抑えて価格を下げた廉価版を用意するといいのではないでしょうか。
そしてなんと言っても、ドラクエ、FF、モンハンなどの人気タイトルの新作を「PS5」で出すことが重要です。
果たして、「PS5」はもっと日本で売れるようになるのか、今後も目が離せませんね。