私たちはYouTubeやインスタグラムを見て物を買うようになっていく?
皆さんは、YouTubeやインタグラムを見ていて、「あっ、あの商品欲しい」と感じたことはあるでしょうか。
例えば、YouTubeの動画に出てくる最新のガジェットやカメラ、あるいは、インスタグラムの写真に写っているおしゃれな服やアクセサリーなどを見て、同じ物が欲しくなった経験はないでしょうか。
実は今、このようにYouTubeやインスタグラムなどのSNSを見て商品を買う人が世界中で増えていて、ネットショッピング大手のアマゾンもとても注目しているようです。
アマゾンは2017年の3月に、アメリカの人気ユーチューバーに向けたインフルエンサープログラムをベータ版で提供開始しました。
これは動画に登場する商品を、そのまま簡単にアマゾンで買えるようにするプログラムで、テスト導入ですでに高い成果を上げているようです。
そしてアマゾンは今度は、このインフルエンサープログラムをインスタグラムやツイッターにも提供することを発表したようです(参考: Amazonはそのインフルエンサープログラムを、YouTubeに加えてTwitterとInstagramにも拡大する)。
このように、これからますます私たちは、YouTubeやインスタグラムを見て、物を買うようになっていくのかもしれませんね。
私たちはYouTubeやインスタグラムを見て物を買うようになっていく?
インターネットが登場する前は、特定の個人が大衆に向けて商品をオススメするということは不可能でした。
テレビではスポンサーの顔色を伺わないといけないので、特定の会社の商品名を出すことさえも難しく、また、できたとしても、テレビではその商品の良いところしか言えず、いわゆるヤラセっぽくなってしまうしかなかったのです。
しかしながら、インターネットでは商品の良いところ、悪いところを自由に発言することができます。
実際に、人気ユーチューバーのヒカキンさんは「iPhone X」の顔認証システムが自分には合わないことを率直に動画ないで語っていました(参考: ヒカキンがiPhone XをiPhone 8に戻した理由)。これはテレビでは絶対に言えないことです。
このように、インターネットでは商品を実際に使ってみて分かる良し悪しを正直に話せるため、ユーザーも購入の判断材料として参考にできるのです。この正直さが、私たちに安心して物を買わせるきっかけになっているのかもしれません。
また、ユーチューバーやインスタグラマーといったSNSのインフルエンサーたちは、テレビの芸能人よりも距離が近く、親近感を感じます。この距離の近さもまた、「◯◯さんが使っているのと同じ物が欲しい」と思わせるきっかけになっているのかもしれませんね。
最後に
今回は、「私たちはYouTubeやインスタグラムを見て物を買うようになっていくのか」についてご紹介しました。
YouTubeやインスタグラムで新しい商品やおしゃれなアイテムが紹介されていれば、多くの人がアクセスするので、SNSの運営会社もメリットがあります。
また、そういったSNSを見て商品を購入する人が増えれば、アマゾンやネット通販を手がける企業にとっても売上が上がるのでメリットがあるのです。
このように、①SNSで商品が紹介され、②私たちが閲覧し、③アマゾンなどで購入するというサイクルが、YouTubeやインスタ、アマゾンを成長させる良いサイクルとなっているのかもしれませんね。
これから、ますます私たちはYouTubeやインスタグラムを見て物を買うようになっていくのかもしれませんね。