ディズニー系映画はDVDも配信も高い!19年末の「Disney+ (ディズニープラス)」まで待つべき?
ディズニーといえば、誰もが知る有名企業なのですが、そんなディズニー系統の映画作品にはある問題があります。
それは、DVD(ムービーネックス)も、配信(アマゾンビデオやiTunes)も相場より値段が高いということです。
現在のディズニー系統の映画に含まれるものは、往年のディズニーアニメとトイストーリーなどのピクサー作品、パイレーツオブカリビアンなどのディズニーピクチャーズ作品、さらにアベンジャーズなどのマーベル作品、ついにはスターウォーズまでもが、今ではディズニー作品です。
そして、そんな白雪姫もトイストーリーも、パイレーツも、アベンジャーズも、スターウォーズも、みんなそろいにそろって販売価格が相場よりも高いのです。
ムービーネックスは旧作でも¥3,100~3,400
まずは「ムービーネックス」ですが、そもそもムービーネックスとは、2014年にディズニーが独自に導入したDVDの販売形態で、これまでのDVD・BDの複数バージョンのバラ売りをやめて、「DVD」、「BD」、「ウェブコンテンツ」を1つにまとめて販売しようというものです。
ムービーネックスの価格は、新旧問わずアマゾンの販売価格で¥3,100〜¥3,400程度となっています。1995年のトイストーリーでも¥3,136、2017年のモアナでも¥3,136です。
一方で、アマゾンで売られている一般的な旧作DVDの販売価格は¥927~、BDでも¥1,391~です。新作の販売価格はディズニーと変わらない値段ですが、1年も経てば¥1,000台に値下げされます。
このように、ディズニー系映画は旧作であってもDVD・BDの販売価格が高いのです。
ディズニーの配信はレンタル¥399~¥500、購入¥2,000~2,500
また、最近は「アマゾンビデオ」や「iTunes Store」といったデジタル配信も人気ですが、こちらもディズニー系映画は高めの料金設定になっています。
アマゾンビデオのディズニー系作品は、レンタルで¥399〜¥500、購入で¥2,000〜¥2,500となっています。
アマゾンビデオにおける一般的な旧作映画の相場は、レンタル¥199~、購入¥999~程度です。
また、日本のAmazonプライムビデオやネットフリックスなどの定額ストリーミングでは、基本的にディズニー系統の作品は一切配信されていないため(たまにHuluなどに期間限定で配信されるだけ)、デジタル配信でディズニーを見るためにはレンタル・購入しか手段がありません(ネットフリックスのマーベルオリジナルシリーズは除く)。
このように、ディズニー系作品は、デジタル配信も高いのです。
2019年末の「Disney+ (ディズニープラス)」開始まで待つべきか
ここで疑問になるのが、「ディズニー系映画が高いのは仕方ないので、我慢するしかないのか」ということです。
実を言うと、今ディズニー系映画を買うのはちょっと待った方が良いかもしれません。というのも、ディズニーは2019年から自社のストリーミングサービスである「Disney+ (ディズニープラス)」を開始するためです。
このディズニーのストリーミングサービスでは、おそらくネットフリックスよりも安価な月額料金で、これまでの全てのディズニー系作品とオリジナル番組が見放題になる可能性があります。
つまり、2019年になれば、月額¥700~800程度で、ミッキーもトイストーリーも、パイレーツも、アベンジャーズも、スターウォーズも、全て見放題になる可能性があるのです。加えて、17年12月に買収した20世紀フォックスの作品も見放題になる可能性があります。
もしそうなれば、今数万円かけて、ディズニー作品、マーベル作品、スターウォーズなどを買い揃えても、全て無駄になってしまう可能性があります。
どうしてもディズニー系映画が見たいときは、比較的安価なDVDレンタルを利用して、2019年まで耐えるのがベターなのかもしれませんね。
※2019年3月より、日本で定額見放題の「Disney DELUXE (ディズニー・デラックス)」が開始されました(参考: 「Disney DELUXE (ディズニーデラックス)」の感想!良い点と悪い点は?)。
▼Disney DELUXEがテレビで見れる「Apple TV 4K」もオススメです
最後に
今回は、「ディズニー系映画はDVDも配信も高いと、2019年の「Disney+ (ディズニープラス)」開始まで待つべきか」についてご紹介しました。
加えて、ディズニー系作品はiTunesの4K HDR配信に未対応です(参考: Apple TV向け4K映画、HDと同額にディズニーは合意せず)。そのため、iTunesでディズニー系映画を買っても、このまま4K対応されずに終る可能性があります。
さらに、ディズニーがストリーミングサービスを始めれば、4K対応のプランも必ず用意してくる可能性が高いので、4K画質にこだわる人は、なおさらiTunesでの購入は待った方が良さそうです。
また、2019年以降にリリースされるトイストーリー4やアナ雪2、スターウォーズ9などの最新作は、ディズニーのストリーミングサービスで限定公開されるという情報もあります(参考:ネットフリックスを全力で潰す、ディズニー6兆円投資の勝算)。
もしそうなれば、スターウォーズ7、8をアマゾンビデオやiTunesで買ったものの、9は一生買えないという、シリーズを中途半端に揃えられない悲劇もあり得ます。
今ディズニー系作品の映画を買おうと思っている方は、少し様子を見た方がいいかもしれませんね。
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