「ジョイコン」のスティック修理を自分でやってみた!難易度は?
「ジョイコン」のスティック修理に、ど素人が挑戦してみました。
「Nintendo Switch (ニンテンドー スイッチ)」の「Joy-Con (ジョイコン)」は、スティックが壊れやすいことで有名で、新品に買い替えるとまあまあ高いので、あえて「修理キット」を買って自分でやってみることにしました。
そこで今回は、「ジョイコンのスティック修理を自分でやってみた」について見ていきましょう。
※非公式な修理なのでご利用は自己責任でお願いします。
▲「ジョイコン L」の新品はこちら
「ジョイコン」のスティック修理を自分でやってみた
修理キットを開封
▲こちらが今回購入した「ジョイコン スティック 修理キット」になります。
交換用のスティックが2つ入っていて、修理に必要な道具類も付属しているものを選びました。
箱に「第四世代」と書いてあって、なんかよく分かりませんが新しくて良い感じみたいです。
▼「ジョイコン スティック 修理キット」はこちら
▲箱を開けていきます。
▲箱の中には、ドライバー2種類、ヘラ、スティック2個、マニュアルが入っています。
▲とりあえずマニュアルを取り出します。
▲今回は左スティックの修理を行うため、左スティック用のマニュアルを確認します。
マニュアルを見た瞬間に「うわ、めんどくさそう…」と買ってしまったことを一瞬後悔しました。
とは言っても、ここまできたらもう引き下がれないので、頑張ってやっていきます。
ジョイコン修理 STEP1
▲まずは「STEP1」、付属のY字ドライバーでジョイコンのネジ4箇所を取り外します。
▲ドライバーはプラスドライバーとY字ドライバーの2種類が入っているので、Y字の方を取り出します。
▲ドライバーでネジを回していきます。
▲ポイントは力を入れすぎないことと、ゆっくり回すことです。
勢いよく回すとネジ山が潰れてしまうので、焦らずにゆっくり回していきましょう。
▲4箇所外していきます。
▲外したネジは失くさないように、箱などの分かりやすい場所にしまっておきましょう。
ジョイコン修理 STEP2
▲「STEP2」はジョイコンの蓋を上に持ち上げて外します。
▲指でやっても外れないので、付属のヘラを使って少しずつ浮かせていきます。
コツは焦らずにゆっくりやることです。
蓋を外すときもゆっくり少しずつ開けるようにしましょう。
▲蓋がパカっと開きました。
中のケーブルが繋がっているので、勢いよく開けて引きちぎらないように気をつけましょう。
ジョイコン修理 STEP3
▲「STEP3」は、マニュアルの写真と同じようにカバーを開くだけです。
Lボタンが右下にくるように配置しましょう。
▲できました。
ジョイコン修理 STEP4
▲「STEP4」は、バッテリーを取り外してネジ3箇所を外します。
いよいよ難易度が上がってきたという印象です。
▲付属のヘラをバッテリーの隙間に差し込んで剥がしていきます。
バッテリーは粘着テープでくっついているだけなので、意外と簡単に外れます。
▲バッテリーを外したら、付属のプラスドライバーでネジ3箇所を外していきます。
▲ネジを外すと蓋が外れます。
▲バッテリーと蓋を下にやって、中の基板が見える状態にしましょう。
この時繋がっているケーブルが断線しないようにくれぐれも注意しましょう。
ジョイコン修理 STEP5
▲「STEP5」では、ラッチを開いてケーブルを取り外します。
ここから難易度が跳ね上がるので、集中してやっていきましょう。
▲付属のピンセットでラッチを開きます。
とにかく小さいので目と指先に全エネルギーを集中させましょう。
ラッチを右から左へ開いたら、挟まっていたケーブルを軽く引っ張って外します。
▲ケーブルが外れました。
ここまでくると変なテンションになってきてちょっと楽しくなってきます。
ジョイコン修理 STEP6
▲「STEP6」でいよいよ最後で、ネジ2箇所を外してラッチを開いてケーブルを引き抜いて古いスティックを取り外します。
いよいよラスボスって感じですね。
▲まずはプラスドライバーでネジを外していきます。
▲外しました。
▲ここからが難所で、ラッチを左から右へ開きます。
さっき開いたラッチと向きが逆なので注意しましょう。
▲ラッチを開いたら、ケーブルを引っこ抜きます。
▲古いスティックが外れました。
ここで一旦深呼吸です。
▲箱から新しいスティックを取り出します。
2つ入っていますが、LRの区別はないので好きな方を選びます。
▲新しいスティックを用意したら、はめ込んでいきます。
▲新しいスティックに交換しました。
▲ここからは、これまでと逆のことをやっていきます。
取り外したケーブルを接続して元に戻していきます。
▲まずはスティックから出ているケーブルをラッチに接続します。
※この時、奥まで差し込みたくなるのですが1mm程度挟まっていれば大丈夫なので奥まで突っ込まないようにしましょう。
▲ケーブルが繋がりました。
▲ラッチを閉めます。
▲外したネジ2箇所を締めて、上のケーブルも接続しましょう。
▲あとはこれまでの手順を順番に遡っていっていきます。
▲順番にネジを締めたりバッテリーを取り付けたりしていきます。
▲元通りになったら蓋を閉めます。
▲蓋を締めたら、ネジ4箇所を締めて終わりましょう。
行きは大変でしたが、帰りは結構楽でした。
▲「ジョイコン」の修理が完了しました。
スティックを触ってみると、ガバガバだったスティックが新品みたいになっています。
あとは動作確認に問題がなければクリアです。
動作確認
▲修理した「ジョイコン」をスイッチに装着して、操作してみました。
この時点で、「ちゃんと動いてる〜」とちょっと感動しました。
修理前はスティックがバグっていて勝手にドリフトしたりしていたのですが、完全に直っています。
スイッチの「設定」を開きます。
▲「設定」を開いたら、「コントローラーとセンサー」の「スティックの補正」を選択します。
▲左のスティックを倒します。
▲「スティックの補正」の画面になるので、ドリフトしていないか確認したり、グリグリと動かして違和感がないか確認しましょう。
▲「Yボタン」を押して初期設定に戻しておきます。
通常はこれで普通に使えると思いますが、操作に違和感がある場合はさらに「Xボタン」を押して「補正する」を実行しましょう。
▲修理した「ジョイコン」でゲームを何本か遊んでみました。
修理前は操作してなくても勝手に進んだりしていたのですが、完全に直っています。
マリオオデッセイもキビキビ操作できます。
▲マリオカートも普通に遊べます。
▲スマブラも普通に遊べます。
どうやら今回の修理は無事に成功したようです。
ジョイコン修理を自分でやってみて分かった結論
今回「ジョイコン」の修理を自分でやってみて分かったことは、難易度は激ムズとまではいかないものの、万人にはオススメできないということです。
修理は正直面倒でしたし、失敗するリスクもあるので、素直に新品を買った方が安くつく場合があります。
とは言っても、修理の作業をやっている時はちょっと楽しかったのと、終わった後に謎の達成感があったので、修理する過程を楽しめる人にはオススメです。
「ジョイコン」は新品に買い替える他にも、任天堂公式の修理を利用する方法もあるので、安全な方法を選びたい場合はこちらを選択しましょう(参考: 修理の参考価格 Nintendo Switch|サポート情報|Nintendo)。
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最後に
今回は、『「ジョイコン」のスティック修理を自分でやってみた!難易度は?』についてご紹介しました。
このように、「ジョイコン」のスティック修理は自分でやると安価に済みますが、面倒ですしリスクもあるのでオススメはできません。
皆さんも、「ジョイコン」を買い替えるか、自分で修理するか、あなたに合ったやり方を選択してゲームプレイを楽しみましょう。