「Amazon Prime Videoチャンネル」はテレビの未来かもしれない
2018年6月14日より、Amazonは日本で新たに「Amazon Prime Videoチャンネル」のサービスを開始しました(参考: Amazon、J SPORTSやBBCが見られる「Prime Videoチャンネル」を開始)。
これは、追加料金を支払うことでAmazon Prime Videoでさまざまなチャンネルを視聴可能にするものです。
サービス開始時点では、「J SPORTS」や「BBCワールドニュース」、「時代劇専門チャンネルNET」、「ファミ劇Neoプラス」といった20チャンネルが利用可能で、それぞれのチャンネルに有料加入することで動画が見放題になります。
中には、CS(スカパー)やCATV向けの有料チャンネルを展開してるものも複数あって、衛星放送やケーブルテレビと同じコンテンツが視聴できるチャンネルもあります。
このように、「Amazon Prime Videoチャンネル」は、アンテナやケーブル不要で利用できるテレビの未来と言えるかもしれません。
Amazon Prime Videoチャンネルとは
「Amazon Prime Videoチャンネル」は、「Amazon Prime Video」で追加の有料チャンネルが視聴できるサービスです。
利用料金は、「Amazon Prime」の会員料金(年¥3,900または月¥400)にプラスして、それぞれのチャンネルの月額料金(¥216〜2,138)が必要になります。
「Amazon Prime Videoチャンネル」は、「Amazon Prime Video」が視聴できる環境であれば利用することが可能です。
そのため、スマートフォン、タブレット、PCはもちろん、Fire TV、Android TV、Apple TV、PS4、Xbox One、などさまざまなデバイスから視聴できます。
このように、衛星放送やケーブルテレビのようなパラボラアンテナや配線工事といったものは、一切必要ありません。基本的にインターネット接続があれば視聴できるというのがメリットになります。
また、見たいチャンネルだけ個別に契約できる仕組みなのも良い点です。
ウェブサイト: Amazon Prime Videoチャンネル
ライブ配信とオンデマンドに対応
「Amazon Prime Videoチャンネル」は、「ライブ配信」と「オンデマンド」の2つの動画配信形態をサポートしています。
「ライブ配信」では、テレビ放送のように24時間(あるいは放送時間だけ)番組をリアルタイムのライブストリーミング配信で視聴することができ、「オンデマンド」では、用意されている動画の中から好きなものを選んで再生することができるシステムです。
例えば、「日経CNBCプラス」というチャンネルでは、「ライブ配信」と「オンデマンド」の両方に対応しているので、CS(スカパー)やCATV向けに24時間放送しているものを、そのままインターネットのライブストリーミング配信で視聴したり、独自制作のドキュメンタリー番組などを自由に選んで視聴することもできます。
これによって、最新のニュースをリアルタイムに追うことも、過去のコンテンツを好きな時間に見ることも可能になっているというわけです。
▼「Amazon Prime Videoチャンネル」が見れるFire TV 4Kはこちら
最後に
今回は、『「Amazon Prime Videoチャンネル」はテレビの未来かもしれない』についてご紹介しました。
このように、「Amazon Prime Videoチャンネル」は、インターネット接続さえあればデバイスを問わずにどこからでも視聴でき、かつ衛星アンテナも録画機器も不要という、まさにテレビの未来のかたちであると言えるかもしれません。
これまでも、有料放送チャンネルがストリーミング配信に参入することはありましたが、自社のプラットフォームを作ることは、サーバーの維持などを含めてとてもコストがかかる上にノウハウも必要なので、大変なことでした。
「Amazon Prime Videoチャネル」であれば、配信にはAmazonのサーバーを使い、すでに多くのユーザーがいる「Prime Video」のプラットフォームをそのまま使うことができるので、放送から配信へ移行したいチャンネルにとってはメリットが大きいと思います。
「Amazon Prime Videoチャネル」の登場によって、今後は衛星放送やケーブルテレビの利用者も減少していくかもしれませんね。