「iPad Pro」に向いてる人8選!ノートパソコンとどっちを選ぶ?

2015年に登場した「iPad Pro」は、専用のキーボードとApple Pencilに対応するなど、もはやパソコンのような位置付けとなりました。

実際にパソコンを使わずにiPad Proだけで仕事や日常の作業を行う人も増えているようで、実際に当ブログもiPad Proだけで投稿を行なっています。

このような背景から、「iPad Proがあればパソコンはいらない」という意見も増えてきていて、確かに人によってはもうiPad Proでパソコンの代わりをすることも可能なのは事実だと思います。

そこで今回は、「iPad Proに向いている人8選」についてご紹介します。

iPad Proだけで生きていける人はどのような人なのか、逆に絶対にパソコンを必要とする人はどういう人なのか、見ていきましょう。

iPad Proに向いてる人8選

1. USB機器を使わない人

1つ目のiPad Proに向いている人は、「USB機器を使わない人」です。

iPad Proには、USB端子が搭載されていないため、USBメモリやUSB HDD、DVDドライブやプリンター、その他USB関連機器を接続して使うといったことは想定されていません

※追記(18.11.8): 2018年モデルのiPad ProではUSB-Cが採用され、一部のUSB機器が利用できるようになったようです。

もちろん、充電用のLightning端子に、対応のSDカードリーダーや、HDMI出力アダプターなどを接続して使うといった限定的な利用は可能ですが、パソコンと同じ感覚でさまざまなUSBデバイスを繋いで使うことはiPad Proでは無理だと思っておいた方がいいです。

一応、iPad Proで使えるLightning端子対応のUSBメモリや、USBメモリのファイルが読み込めるアダプター製品などもサードパーティから出ているので、「どうしてもUSBストレージが必要だ」と言う人は、工夫をすればiPad Proで使うこともできます。

※追記: iPadOS 13よりUSBストレージに対応しました。

2. 荷物をなるべく減らしたい人

2つ目のiPad Proに向いている人は、「荷物をなるべく減らしたい人」です。

iPad Proは一般的なノートPCと比べるととても軽量本体も薄いです。そのため、持ち運びにはとても適しています

そのため、カバンの荷物が増えるのが嫌だという人は、ノートパソコンよりもiPad Proが良い選択になると思います。

さらに、iPad ProはDual CoreのIntel Core i5を搭載したノートパソコンよりも処理能力が高いので、アプリを使っていてフリーズすることやクラッシュすることもほとんどなく、安定して快適に利用することができます。

このように、iPad Proは持ち運びに適しているだけでなく、処理能力が高いため、スリープ復帰も早く、OSも安定していて外の利用においても全体的に使い勝手がいいのです。

もちろん、逆に荷物が増えても構わないのでマルチコアCPUやGPUを搭載した最強スペックのマシーンが必要だという人は、iPad Proよりもゲーミングラップトップなどを選んだ方が良いと思います。

3. 高度な動画編集をしない人

3つ目のiPad Proに向いている人は、「高度な動画編集をしない人」です。

iPad Proには、本格的に動画編集ができるアプリがありません。アップル純正のiMovieは便利で優秀なアプリですが、レイヤーを重ねるといった応用技ができないので、本当に簡易的な編集しかできません

また、サードパーティからさまざまな動画編集アプリも出ていますが、PCやMacでAdobe PremiereFinal Cut Proを使ってやるような本格的な動画編集というのは、現状ではiPad Proではできません

しかしながら、現在Adobeは「Project Rush」という複数のOSやプラットフォームで利用できる新しい動画編集ソフトを開発中なので、もしかするとこの「Project Rush」がリリースされれば、iPad Proでもっと本格的な動画編集が可能になるかもしれません。

4. CG制作をしない人

4つ目のiPad Proに向いている人は、「CG制作をしない人」です。

iPad Proでは、本格的なCG編集アプリというのがありません。そもそも、本格的にCGの制作をするには、とてつもないマシンパワーやGPUが必要とされるので、モバイル端末ではなくデスクトップPCを選んだ方がいいです。

5. PCゲームをしない人

5つ目のiPad Proに向いている人は、「PCゲームをしない人」です。

iPad Proでは、PCゲームを遊ぶことができません。そのため、「PCゲームを遊びたい!」という人は、iPad Proではなく、エイリアンウェアやレーザーなどのゲーミングラップトップを選んだ方がいいです。

もちろん、PCゲームは遊べませんが、豊富にリリースされているiOS向けのゲームアプリはiPad Proでプレイすることができます。

コントローラー対応ゲームの場合は、MFi認証のゲームコントローラーを接続すれば、さらに快適にプレイすることもできます。

6. マウスにこだわりがない人

6つ目のiPad Proに向いている人は、「マウスにこだわりがない人」です。

iPad Proでは、マウスを使うことができません。そのため、「マウスがないと生きていけない!」という人はiPad Proではなく、ノートパソコンを選んだ方がいいことになります。

iPad Proでは、基本的な操作は全てタッチUIになっています。キーボードを接続すればある程度キーボードショートカットも使えますが、全く画面をタッチせずに操作するというのは無理です。

どうしても画面に触りたくないという人は、Apple Pencilを使って操作するという方法もあります。

7. iOSアプリ・ゲームを使いたい人

7つ目のiPad Proに向いている人は、「iOSアプリ・ゲームを使いたい人」です。

iPad Proの強みは、なんと言ってもiOS向けにリリースされている豊富なアプリ・ゲームを利用できる点です。

iPad対応しているiOSアプリはもちろん、iPhone用のアプリも全てiPad Proでスケーリングして利用することができます。

PCやMacには対応していない、アプリやゲームを使いたいという人には、まさにiPad Proがオススメになります。

8. イラストを描きたい人

7つ目のiPad Proに向いている人は、「イラストを描きたい人」です。

iPad Proでは、Apple Pencilを使うことで本格的にイラストの作成を行うことができます。

Procreate」などのアプリを使えば、本格的なイラスト制作が行えますし、「CLIP STUDIO」を使えばマンガを描くこともできます。

2017年発売以降のiPad Proでは、120Hz対応のディスプレイで20msの遅延でApple Pencilを利用できます。まさに紙に描くことに近いレベルです。

iPad Proでイラストやマンガを描く場合は、PCやMacと違って、ペンタブレットを別途用意する必要がないのでオススメです。

さらに、2019年にはiPad版のPhotoshopもリリース予定です。

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最後に

今回は、『「iPad Pro」に向いてる人8選!ノートパソコンとどっちを選ぶ?』についてご紹介しました。

このように、iPad ProはUSB機器を使わない動画編集やCG制作を行わないといった条件が合致する人にとっては、最高のデバイスであることは間違いありません。

最近はクラウドストレージの進歩などによって、徐々にUSBストレージが不要になりつつありますし(高容量でなければ)、動画編集も「Project Rush」がリリースされればもっと本格的に使えるレベルになるかもしれません。

そう考えると、iPad Proに向いている人というのは、今後はさらに増えていくのかもしれませんね。