2017年の4K対応Apple TVがどんなスペックになるのか予想してみた

2016年10月のアップルのイベントでは、新しいApple TVは発表されませんでした。イベント中にApple TVに関連した話自体は30分くらいあったのですが、マインクラフト登場とツイッターアプリ、TVアプリ(多分使わない)の紹介で終わってしまいました。

ついでにアプリの数が8,000本を超えたとは言ってましたが、販売台数は口にしなかったのであまり売れていないのかもしれません。今回のイベントで新型の発表がなかったので、2016年中に第5世代Apple TVが出る可能性はゼロになりました。しかしよく考えれば歴代のApple TVも2年か3年おきに新型を販売していたので、この流れは当然かもしれません。競合するFire TVとChromecastが既に4Kに対応しているので、Apple TVも4K対応に期待されていたのですが、どうやら焦らずにじっくり対応してくるようです。

※追記(17/5/5): 2017年後半に新しいApple TVの登場が噂されています。今回はどんなスペックになるのか、その予想をしてみます。

4K対応Apple TVのスペックを予想

ではここで2017年に発売されるであろう第5世代Apple TVのスペックを予想してみます。

  • デザインは第4世代のまま
  • 4K、HDR、10bit対応
  • A10チップ搭載
  • Bluetooth 4.2
  • RAM 2〜4GB
  • ストレージ 32・64・128GB
  • Wi-Fi 802.11ac

まずデザイン面は変わらないでしょう。むしろ今よりぶ厚くなる可能性もあります。そして目玉機能である4K対応は間違いないと思います。もし新型で4Kに対応してこなかったらApple TVはもうおしまいです。そしてプロセッサーはA10チップになる可能性が高いです。これは歴代のApple TVを見ると、おおむね一年前のiPhoneに搭載されたチップを使っているからです。もし17年に発売されるならiPhone7搭載のA10チップになるでしょう。Bluetoothは今の4.0から4.2へ。RAMは現在の2GB据え置きか、iPad Pro 12インチのように4GBまで増やしてくる可能性もあります。その理由は4K対応になって処理負荷が増えるためです。ストレージは128GBを追加して3種類展開に。Wi-Fiは現在の11acのまま。といったところでしょうか。

ゲーム面を強化?

 

Apple TVはゲームプラットフォームとしてのポテンシャルが高いものの、まだゲーム機としてはいまいち浸透していません。というのもまだ決定的なキラーコンテンツがないからです。もし第5世代がA10チップを搭載するなら、今よりもっとヘビーなゲームを動かせるようになります。このタイミングでゲーマーをうならせるような本格的なゲームを用意することができれば、一気にApple TVの普及に期待できるでしょう。まずはゲームのソフトウェア会社を誘致することが大切ですね。

iTunes映画の4K対応は必須!

競合するグーグルのChromecast Ultraは4Kに対応しました。それと同時にGoogle Playの映画も4K解像度に対応し、Chromecast Ultraと組み合わせることで4Kテレビで4Kの映画を見られるようになったというわけです。そこで第5世代Apple TVが4Kに対応するならば、当然iTunesの映画も4Kに対応することが妥当になります。

最後に

4Kテレビの普及率はまだまだ低いです。そのため第5世代Apple TVが4Kに対応しても、1080pの第4世代の現行機を値下げして併売する可能性が高いです。まずはtvOSを確実に普及させて、アプリの数を増やしていくのが先決です。アップルにとってApple TVの販売から得られる収益は微々たるものですが、将来的にはスマートホームのハブとして機能できるポテンシャルがあります。そこから二次的な収益を生むことができるかもしれないので、今は一家に一台のApple TVを目指して売っていくことが先決でしょう。