Amazonプライムビデオは少ない?月額¥500では作品数が多い方?
アマゾンの動画配信サービス、「Amazon Prime Video (アマゾン・プライム・ビデオ)」と言えば、日本でも有料会員数が500万人を超える人気サービスです(参考: Amazon Prime Video利用者509万人、Netflix 171万人。重複は減少。ニールセン調査)。
そんな「Amazonプライムビデオ」の強みと言えば、なんと言っても月額¥500(年額¥4,900)という圧倒的な安さにあります。
他社の動画配信サービスでは、月額¥1,000程度が相場である中で、Amazonプライムビデオの月額¥500というのは圧倒的な価格破壊であることは間違いありません。
しかしながら、そんな人気のAmazonプライムビデオなのですが、中には「Amazonプライムビデオは見放題の作品数が少ない」と感じている方も多いかもしれません。
結論から言うと、月額¥500という安さを考慮すればAmazonプライムビデオの作品数は決して少なくはなく、むしろ多い方であると言えるかもしれません。
※追記19.4.22: プライム料金は2019年4月より年額¥4,900、月額¥500に値上げされました。
Amazonプライムビデオは少ない?
月額¥500では作品数が多い方?
そもそも月額¥500で利用できる動画配信サービスは他社にはなく、「Amazon Prime Video (アマゾン・プライムビデオ)」は業界最安値となっています。
Amazonプライムビデオに次いで低価格なのはdocomoの「dTV (ディーティーヴィー)」の¥540となっています。
月額¥500となると、実際にレンタルした場合は新作映画が1本か、旧作映画が2本借りられる程度で、旧作ドラマの場合でも4話程度しか見ることができません。
つまり、新作映画1本の値段でさまざまな映画やドラマが見放題になるなら圧倒的にコストパフォーマンスが良いのです。
Amazonプライムビデオで見放題配信されているコンテンツは、レンタル¥399の新作映画が少し、レンタル¥199の旧作映画が多め、レンタル1話¥100〜200のドラマやアニメが多めとなっています。
そのため、Amazonプライムビデオで元を取るためには、レンタル¥399の新作映画を1本見るか、ドラマやアニメを1シーズン一気見するだけで可能です。
もしも、Amazonプライムビデオの見放題ラインナップの中に見たいものが1本もないのであれば、解約をしてレンタルをした方が得になります。
Amazonプライムビデオは値上げした後が正念場?
もちろん、Amazonプライムビデオの費用対効果が高いと言えるのは、現状の月額¥500(年額¥4,900)という圧倒的な安さゆえの話になります。
そのため、もしも今後月額¥500〜1,000程度に値上げしてきた場合、価格の割にラインナップが微妙であると言わざるを得なくなってくるかもしれません。
実際にアメリカのAmazon.comはPrime料金の値上げが実施されていて、2019年3月5日時点では月額$12.99(Prime Videoのみは$8.99)となっています(参考: Amazon.com – Amazon Prime)。
もしも今後日本のAmazonプライムビデオも月額¥1,000程度に値上げしたとすると、同じような値段の「Netflix (ネットフリックス)」と比べて見劣りすることになります。
Netflixは予算をかけた独占配信のオリジナル作品が数多く提供されているのですが、Amazonプライムビデオの作品はほとんどが他社サービスでも配信されているコンテンツになります。
このように、サービスの価格が横並びになってくると、だいたい配信されるコンテンツも似たようなものになってくるので、最終的にどれだけ独占配信のオリジナル作品があるかが重要になってきます。
日本では今はAmazonプライムビデオが独走状態ですが、今後値上げした際にNetflixにシェアを奪われていく可能性はあります。
まさにAmazonプライムビデオは値上げした後が正念場であると言えそうですね。
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最後に
今回は、『Amazonプライムビデオは少ない?月額¥500では作品数が多い方?』についてご紹介しました。
このように、Amazonプライムビデオの作品数は、月額¥500という安さを考慮すれば十分に多いと言えそうです。
しかしながら、日本のAmazon Prime料金が今後もずっと月額¥500を維持することは考えにくく、近いうちに値上げすることは確実です。
Amazon Primeはすでに日本で500万人以上の会員を集めているので、2019年内の増税に合わせて値上げしてくるか、あるいは2020年以降まで粘るかどちらでしょうか。
果たして、Amazonプライムビデオが今後どのような展開を見せていくのか、注目ですね。