Netflixの日本の会員数が約300万人に!ユーザー数増加【2019】
最近は映画・ドラマが見放題で楽しめる「定額動画配信サービス」が流行りです。
中でもメジャーなのが「Netflix (ネットフリックス)」で、世界会員(ユーザー)数は1億5,000万人以上いるようです。
日本におけるNetflixの会員(ユーザー)数はこれまで公式には発表されておらず、調査機関によると2018年末〜2019年1月時点でおよそ150〜170万人程度であるとされてきました(参考: 「Netflix」の日本のユーザー数は?推定150万ユーザー以上か【2018】)。
ところが2019年9月6日、Netflixプロダクト責任者のグレッグ・ピーターという人が、「NETFLIX HOUSE:TOKYO 2019」というイベントで日本の会員(ユーザー)数について、
roughly 3 million
Netflixの日本の会員数は「ざっくり300万」。日本から世界発信
と、おおよそ300万人であることを、いわゆる中の人が初めて公式に発表しました。
おおよそ300万人というのは、300万人を下回るのか上回るのかは不明ですが、少なくともライバルのhuluの日本会員数200万人を超えていることは間違いなさそうです(参考: 「あなたの番です」 番外編が促す暇つぶし争奪戦)。
Netflixの日本の会員(ユーザー)数が約300万人に!【2019】
2019年9月6日に、Netflixの日本の会員(ユーザー)数がおよそ300万人であることが公式に発表されました。
そして、
会員数はざっくり300万(roughly 3 million)で、さらに増え続けている
Netflixの日本の会員数は「ざっくり300万」。日本から世界発信
と言及されていることから、今後350万、400万人と会員数が増加していくことが見込まれています。
Netflixが日本でサービスを開始したのは2015年9月で、それから2〜3年ほどはあまりパッとしない印象で、ライバルであるAmazon Prime Videoやhuluに遅れを取っているようにも見えました。
Netflixは世界では圧倒的にシェア率が高く期待度が高かったために、それほどブームになっていないのを受けて、「日本ではNetflixは流行らないのでは?」という見方もあったほどです。
ところが、2018年8月にはauと提携した「auフラットプラン25 Netflixパック」がスタートし、テラスハウス、あいのり、ストレンジャーシングス、ウルトラマン、リラックマといったオリジナル作品が日本でもヒットし、徐々に会員数を伸ばしてきました。
そして決定的だったのは、2019年8月8日から配信が始まったオリジナルドラマの「全裸監督」で(参考: NetflixのApp Storeランキングが急上昇!その理由とは?)、「全裸監督を見たいがためにNetflixに入った」というユーザーも多いようです。
このように、今まさにNetflixは日本でも普及期に入ったという印象です。
スカパー、WOWOWを4年で超えた
Netflixの日本の会員数約300万人という数字は、どの程度の規模なのでしょうか。
同じ定額動画配信サービスの「hulu (フールー)」の日本の会員数が約200万人とされているので、日本で先行していたhuluを追い越したことは明らかです。
また、衛星の有料放送と比較してみると、スカパーの会員数が約220万人、WOWOWの会員数が約290万人となっています(参考: 有料・多チャンネル放送契約数)。
このことから、Netflixの日本の会員数は知名度の高いスカパーとWOWOWをも上回ったことになります。
スカパーとWOWOWは、20年近くかけて200〜300万人の会員を獲得してきましたが、Netflixはわずか4年で達成したようです。
もちろんNetflixの普及スピードが早いのは、パラボラアンテナを設置しないと視聴できない衛星放送と違って、Netflixはネットにさえ繋がればスマホでもパソコンでもタブレットでもテレビでも見れるという圧倒的な手軽さにあると思います。
このように、有料動画のプラットフォームは放送から配信へと急スピードで移行してます。
ライバルはAmazon Prime Video?
日本における定額動画配信サービスの市場を見ると、「Amazon Prime Video (アマゾン・プライム・ビデオ)」のシェアが最も高いようです(参考: Amazon Prime Video利用者509万人、Netflix 171万人。重複は減少。ニールセン調査)。
「Amazon Prime Video」はアメリカではNetflixに差をつけられているようですが(参考: Netflix’s Dominance In U.S. Wanes As Hulu, Amazon Gain Subscribers)、日本では圧倒的な強さを見せています。
「Amazon Prime Video」が日本で人気が高い理由は、ひとえに月額¥500という圧倒的な安さにあると思います。
ライバルであるNetflix(スタンダード)の月額¥1,200(税別)、huluの月額¥933(税別)と比較してもおよそ半額であるため、加入へのハードルは低くなっています。
とは言っても、アマゾンもずっと月額¥500で提供し続けるわけにもいかないので(間違いなく赤字)、今後は徐々に値上げを繰り返してくると予想されます。
Amazon Prime Videoが値上げした時、ライバルのNetflixが後ろから追い上げていくことになりそうです。
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最後に
今回は、『Netflixの日本の会員数が約300万人に!ユーザー数増加【2019】』についてご紹介しました。
このように、Netflixの日本の会員(ユーザー)数はおよそ300万人になったと公式発表され、今後も更に増加していくことが予想されます。
すでに、NetflixはスカパーやWOWOWなどの有料放送の会員数を超えています。
今後はAmazon Prime Videoとのシェア争いが激化しそうですし、「Apple TV+ (アップル・ティーヴィープラス)」も新規参入してきます。
果たして、日本における定額動画配信サービスのあり方が今後どうなっていくのか注目ですね。